• 2022-02-22
  • 2022-02-23

驚異の素手ドラム!インド系打楽器奏者ステファン・エドゥアールの音楽がかなりヤバい

一聴してインパクト絶大なサウンドにやられてしまうが、彼が叩くドラムスの奏法を知ればその驚異的なプレイスタイルにも驚きを禁じ得ない。フランスの打楽器奏者/作曲家ステファン・エドゥアール(Stéphane Edouard)のデビュー作である『Pondicergy Airlines』は、新しい音楽を知る悦びに満ちた途轍もないアルバムだった。

  • 2022-02-20
  • 2022-02-20

【特集】The Weekndが現代のNe-yoたる7つの理由

2022年年明け早々に2年ぶり5枚目のアルバム『Dawn FM』をリリースした現代R&Bの旗手・ウィークエンド(The Weeknd)。考えてみれば、POP/R&Bの垣根を超え、ここまで市民権を得、チャートを賑わしているR&Bに触れるのはどれくらいぶりだろうか。そこに浮かび上がるのは一人のR&Bシンガー、今から約15年前『In My Own Words』で鮮烈なデビューを果たしたニーヨ(Ne-yo)の存在だ。The Weekndが「陰」だとしたら、Ne-yoは「陽」。嗜好も音楽性も違う2人のR&Bアーティストの意外な共通点から、今注目を集めるThe Weekndを考察していきたい。

  • 2022-02-16
  • 2022-02-15

世界を巡るコロナ禍のデジタル・ビッグバンド。チャド・レフコウィッツ=ブラウン『Open World』

米国のサックス奏者、チャド・レフコウィッツ=ブラウン(Chad Lefkowitz-Brown)の 『Open World』は、コロナ禍の新時代デジタル・ジャズ・アンサンブルの最たる成功例ではないだろうか。20人を擁するビッグバンドに、世界中から招かれた超豪華なフィーチャリング・アーティストが夢の饗宴。スタンダードで世界中を飛び回る。

  • 2022-02-15
  • 2022-02-13

北欧ジャズの美の極致。Trio X of Sweden、スウェーデンの伝統曲集

スウェーデンのピアノトリオ、Trio X of Swedenの 『Trad. Arr』はそのタイトル通り、伝統曲をジャズのピアノトリオで再構築した作品だ。全編北欧らしい美旋律のオンパレードで、腰を据えてじっくり聴くもよし、リラックスした時間のBGMにふんわりと流すもよしの万人におすすめしたいアルバム。

  • 2022-02-14
  • 2022-08-31

トルコ/アゼルバイジャンの伝統曲を現代ジャズで歌うエリフ・サンチェス、洗練のデビュー作

トルコ出身のヴォーカリスト/オーボエ奏者、エリフ・サンチェス(Elif Sanchez)のデビューアルバム『Elif Sanchez』(2021年)は、彼女がこれまでに影響を受けてきたトルコやアゼルバイジャンの伝統曲をジャズを基調とした現代的なアレンジで再解釈した作品。

  • 2022-02-12
  • 2023-07-03

“トロピカリアの子どもたち”が創った現代MPB最重要作! Bala Desejo『SIM SIM SIM』

ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)、ジュリア・メストリ(Julia Mestre)、ルーカス・ヌネス(Lucas Nunes)、そしてゼー・イバーハ(Zé Ibarra)という現代リオデジャネイロのMPBシーンを代表する4人によって結成されたスーパーグループ、Bala Desejo。彼らのデビュー作は、期待通り、いやそれ以上の驚くべき作品だった。