- 2021-11-20
- 2024-09-23
イブラヒム・マアルーフが思い出の教会で静かに奏でる、かつて子供だった大人のためのクリスマス曲集
イブラヒム・マアルーフ(Ibrahim Maalouf)初のクリスマス曲集『First Noel』。今作にはクリスマスのスタンダード曲など計28曲が収録されており、柔らかな音色のトランペットや8人のクワイアなどで厳かに演奏される。多くの人にとって子供時代の特別な記憶であるクリスマスの日の気持ちがあたたかく蘇る素晴らしいアルバムだ。
イブラヒム・マアルーフ(Ibrahim Maalouf)初のクリスマス曲集『First Noel』。今作にはクリスマスのスタンダード曲など計28曲が収録されており、柔らかな音色のトランペットや8人のクワイアなどで厳かに演奏される。多くの人にとって子供時代の特別な記憶であるクリスマスの日の気持ちがあたたかく蘇る素晴らしいアルバムだ。
イスラエル出身のギタリスト、ロテム・シヴァン(Rotem Sivan)の新作『Far From Shore』は、ゲストにアーサー・ムーン(Arthur Moon)、ブラクストン・クック(Braxton Cook)、タナ・アレクサ(Thana Alexa)、BIGYUKIなどニューヨークで活躍する若手アーティストたちを迎え、R&Bやネオソウル色を強めた作品になっている。
ブラジル・パラナ州都クリチバのSSW、ムリロ・シルヴェストリン(Murilo Silvestrim)の2021年新譜『Encontrar』。自身のアコースティックギターとヴォーカルのみのソロEP『A Última Luz Acesa Madrugada Adentro』を経て発表された本作は、多様なゲストを迎え、アーティストのオーガニックで温かな心が感じられる詩情溢れる作品となっている。
国籍を超えたミクスチャー音楽集団、モノスウェージ(Monoswezi)が新譜『Shanu』をリリースした。ジンバブエ出身のホープ・マシケ(Hope Masike)の声とンビラを中心に、北欧メンバーのアイディアを加えたチャレンジングなバンド。今作『Shanu』では電子音も適度に導入し新たな進化を見せる。
もう半世紀近く名実ともに世界最高のチェリストと称えられながら、今でもジャンルを超えた野心的なプロジェクトで新しい音楽を聴かせてくれるのがヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)という音楽家だ。2021年9月にリリースされた新譜『Notes for the Future』では世界中から多様なゲストを迎え、あらゆる言語の歌で平和を願い、世界を繋ぐ。
2010年にベルギーで結成されフランスで活動する男女デュオ、Sages comme des sauvagesが2020年作『Luxe Misère』にボーナストラック2曲を加え、『Luxe Misère (Deluxe)』としてリリースした。フレンチポップとワールドミュージックの幸せな融合と呼べそうなオーガニックな手触りのサウンドが心地良い。
ドイツの名門ビッグバンド、SWR Big Band がスウェーデンのサックス/フルート奏者マグヌス・リングレン(Magnus Lindgren)を主役のソリストに、そしてアレンジャー/ピアニストとしてジョン・ビーズリー(John Beasley)を迎え、モダンジャズの巨匠チャーリー・パーカーが作曲・愛演した名曲群を録音した新作『Bird Lives』。
UKジャズ新世代ダニエル・カシミール(Daniel Casimir)の新作『Boxed In』がリリースされた。テス・ハースト(Tess Hirst)との共同名義の前作『These Days』(2019年)も素晴らしかったが、今作もこのベーシストにさらなる注目を集めさせるには充分すぎる内容に仕上がっている。
ハンガリー生まれのマルチ奏者/プロデューサーのサボルチ・ボグナール(Szabolcs Bognár)のプロジェクト、Àbáse の1stアルバム『Laroyê』は西アフリカ音楽、南米音楽、ネオソウル、ジャズなどが混合した斬新なリズムとハーモニーがかつてなく魅力的な作品だ。
VOX社の名機Phantomギターを構えたギター/ヴォーカルのエデン、スポンジミュートをかましたベースにコーラスも担当するガヤ・ワイスマン、そして黒一点ドラムスのイタイ・ハムディから成るイスラエルはエルサレム出身のスリーピースバンド、ラスコ(Rasco)。2021年の始めにリリースされたデビュー作『Rasco』は純然たる60年代サーフロックサウンドで、往年のロックへの溢れるほどの愛がとても新鮮な作品だ。
フランスのテナーサックス奏者サミー・ティボー(Samy Thiébault)新譜『Awé !』。カリブ海周辺音楽のルーツを探究する『Caribbean Stories』、交響楽団を率いインド音楽の精神世界との融合を試みた壮大な『Symphonic Tales』に続く、ラテンジャズのソロプロジェクト三部作の集大成となる作品。
ブラジル出身のジャズピアニスト/歌手のイリアーヌ・イリアス(Eliane Elias)新譜『Mirror Mirror』は、なんとチック・コリア(Chick Corea)が4曲、チューチョ・バルデス(Chucho Valdés)が3曲をイリアーヌと共に演奏したピアノ・デュオアルバム!タイトル通り、鏡合わせに向かい合ってピアノを演奏する二人の想像力と創造力が反射し共鳴し合う、ジャズピアノ好きには堪らない作品だ。
フランスのフルート奏者のジ・ドリュー(Ji Dru)、カメルーン出身の女優/歌手サンドラ・ンカケ(Sandra Nkaké)らがロックダウン中に呼びかけあって制作開始したプロジェクト、『Tribe from the Ashes』。過去の音楽の延長線上にありながらも、今を超えて未来を見据えたような独特の音楽だ。
前作『KIDS』から約半年。イスラエルの新世代オルタナティヴ・ポップを象徴するSSWノガ・エレズ(Noga Erez)が前作収録曲をリアレンジした『KIDS (Against the Machine)』をリリースした。『KIDS』制作と並行して進んでいた非エレクトロニックのプロジェクトで、彼女の新たな魅力を映し出しつつもノガ・エレズ以外では考えられないような個性的なサウンドの作品となっている。