- 2020-01-01
- 2022-05-24
UKジャズシーンに嵐を起こす!? 暗黒エレクトロJAZZの新たな才能
イタリア出身でロンドンを拠点に活動する作曲家/ピアニストのマリア・キアラ・アーギロ(Maria Chiara Argirò)の2019年作『Hidden Seas』はジャズ、エレクトロニカ、プログレといった音楽の美味しいところを全て取り込んだ凄まじい音楽作品だ。
イタリア出身でロンドンを拠点に活動する作曲家/ピアニストのマリア・キアラ・アーギロ(Maria Chiara Argirò)の2019年作『Hidden Seas』はジャズ、エレクトロニカ、プログレといった音楽の美味しいところを全て取り込んだ凄まじい音楽作品だ。
アルメニア生まれのフラメンコ・ギタリスト、バハグニ(Vahagni)の新作がリリースされた。『The Life & Death of a Great Matador』と題されたこの3曲入りシングルは、エレクトロニック・ダンス・ミュージックとフラメンコの融合を試みるユニット「パコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)」で得た経験も反映させた、エレクトロ×フラメンコの大胆なサウンドになっている。
聖書にインスパイアされたというブラッド・メルドーの2019年作『Finding Gabriel』は、鬼才ドラマー、マーク・ジュリアナとの『Mehliana: Taming the Dragon』(2014年)以来の再共演が実現したファン待望の作品だ。Mehlianaはマーク・ジュリアナとのデュオだったが、本作は多彩なゲストを迎えより凄みを増したサウンドを聴かせてくれる。
ジェイミー・ベリーのサウンドは“King of Electro Swing”の異名通り、1930年代に大流行したスウィング・ジャズと、現代の重厚なベースラインとバスドラムに支えられたダンスミュージックの完璧な融合だ。
2019年のエレクトロ・スウィング界隈でもっとも期待値の高かったテイプ・ファイヴ(Tape Five)の新譜『The Roaring 2020s』がリリースされた。本作の発売日10月24日と、冒頭に収録された「Party Like Its 1929」に秘められた物語を読み解いてみよう。
2019年のイスラエルジャズ界隈でもっとも話題になった作品が、リキッド・サルーン(Liquid Saloon)なるバンドの『Liquid Saloon』だろう。表面的には最高にクールな“今JAZZ”なのだが──。
ローファイなサウンドが魔法のようにエレクトロミュージックに馴染む「エレクトロスウィング」。そのジャンルを代表するフランスのバンド、キャラバン・パレス(Caravan Palace)が新作『Chronologic』をリリースした。
イスラエルのジャズギタリスト、ロテム・シヴァン(Rotem Sivan)の先鋭化が止まらない。彼の新作『Same Way Home』は、ローファイなループサウンドに乗せた実験的な空間系ビートミュージックだった。
オホス・デ・ブルッホで新たなワールドミュージックの形を提示してみせたDJ Pankoが次に考えたのは、ブラジルの多彩なリズムと、ジプシーたちの魔法のようなバルカン音楽と、スペインが誇るフラメンコ音楽をエレクトロニカやVJと融合させることだった。