- 2021-06-01
- 2021-05-31
フランス発の“イスラエル・ジャズ”!Foehn Trio『Highlines』
フランス・リヨンを拠点に活動するピアノトリオ、フェーン・トリオ(Foehn Trio)。イスラエルジャズからの影響が色濃く反映されていたデビュー作『Magnésie』に続いてリリースされた2枚目のアルバム『Highlines』は、前作の雰囲気を継承しつつもより個性や現代的な音楽を模索。シンセやエフェクターの利用も増え、多彩な音を楽しめる作品に仕上がっている。
フランス・リヨンを拠点に活動するピアノトリオ、フェーン・トリオ(Foehn Trio)。イスラエルジャズからの影響が色濃く反映されていたデビュー作『Magnésie』に続いてリリースされた2枚目のアルバム『Highlines』は、前作の雰囲気を継承しつつもより個性や現代的な音楽を模索。シンセやエフェクターの利用も増え、多彩な音を楽しめる作品に仕上がっている。
フランス出身のギタリスト、アントワーヌ・ボワイエ(Antoine Boyer)と韓国出身のハーモニカ奏者キム・ヨレ(Yeore Kim, 김여레)。注目される二人の若きアーティストが初のデュオアルバム『Tangram』を完成させた。
すっぽり包まれたくなるような、懐の深い歌声。バックコーラスでキャリアを築いた So が、大物ミュージシャンとの共演で磨いた音楽性に彼女独自の世界観をプラスした全作オリジナルのEP『Joy § Peines』は、何度も繰り返し聴きたくなる名盤。
フランス海外県レユニオン出身のピアニスト/作曲家、セドリック・デュシュマン(Cédric Duchemann)のソロデビュー作『Tropicalism』はクレオール・ジャズの近年の良盤だ。レユニオンの伝統楽器のサウンドも取り入れた爽快なジャズで、完成度はとても高い。
マダガスカル島から東へ800km、絶海の孤島レユニオン島出身のピアニスト/シンガー・ソング・ライター、メディ・ジェルヴィル(Meddy Gerville)の2020年作『Mon Maloya』は、彼の持ち味であるレユニオンの伝統音楽マロヤと、洗練されたジャズが見事に融合した傑作だ。
フランス海外県マルティニーク出身の気鋭音楽家二人──ピアニストのグザヴィエ・ベリン(Xavier Belin)と、同じくマルティニーク出身のドラマー、ティロ・ベルトロ(Laurent-Emmanuel "Tilo" Bertholo)の双頭名義のアルバム『Pitakpi』は、近年盛り上がりを見せるマルティニークのジャズの要注目作だ。
神様ペレもファンだった、天才ギタリスト、バーデン・パウエル。二世誕生を多くが望む中、長男フィリップは、ピアニストの道を選んだ。練習熱心だった父の、ワークエシックと感性を受け継いだ彼は、繊細な音を聴かせてくれる。
フランスの男女6人組ヴォーカル・グループ、サン・サルヴァドール(San Salvador)のデビュー作『La Grande Folie』は、幾重にも重なるヴォーカルと、メンバーそれぞれが手に持つ打楽器のアンサンブルが斬新なとても個性的な作品だ。全ての曲はフランス南部の言語、オック語(オクシタン語)で歌われている。
『悲しみのサンバ』などで知られるブラジリアンギターの巨匠バーデン・パウエル。彼の長男、フィリップ・バーデン・バウエルは、生地であるパリを拠点に、ピアニスト、プロデューサー、そして音楽学校の教師として活動している
フランス・パリを拠点に活動する若手4人組バンド、アップテイク(Uptake)の2020年作『Out of the Blue』がなかなかに凄い。凄いのに情報がほとんどなく調べるのに苦労したが、せめて備忘録としてはここに残しておきたい。バンドとしてか個人としてかは分からないが、きっとこれから大きく飛躍するはずの個性がここにはある。
ジャズ、クラシック、そして民族音楽ズークなどに影響されたフランス海外県のマルティニーク出身のピアニスト/作曲家、ガイ・マルク・ヴァデルー(Guy Marc Vadeleux, GMX)の2枚組の新作がリリースされた。今作『Solo Duo』は3作目のアルバムで、フランスのパリ、コロンビア、そしてマルティニークのスタジオで録音された全20曲が収録されている。
フランス北部のピアノトリオ、ヤニック・セディキ・トリオ(Yannic Seddiki Trio)の2ndアルバムとなる新譜『E-Life』はその名の通り電子機器が支配する現代生活を描いたジャズ作品だ。
現代ジャズの歴史に確実に足跡を残してきたレバノン系フランス人トランペッター、イブラヒム・マーロフの12枚目のスタジオアルバムとなる『40 Melodies』は、彼の40歳の誕生日の翌日である2020年11月6日にリリースされた。前述の「Beirut」を含む、彼の過去作品から選ばれた40曲が、主に10年来の友人でありコラボレーターであるギタリストのフランソワ・デルポルテ(François Delporte)とのデュオで演奏されている。
スペインを拠点に活動する多国籍バンド、バルセロナ・ジプシー・バルカン・オーケストラ(BGKO)の新譜『Nova Era』がリリースされた。地中海の北側〜東側の地域に古くから伝わるロマ音楽、バルカン音楽、クレズマー音楽を基調に、どこか郷愁を漂わせつつ、本能的に踊りたくなるような軽快な音楽をたっぷりと聴かせてくれる。