TAG

ギター

  • 2020-08-14
  • 2020-08-17

雑多な音楽が自然に融け合う。サウスロンドンの新鋭オスカー・ジェローム、デビュー!

ロンドンの新鋭SSW/ギタリスト、オスカー・ジェローム(Oscar Jarome)のデビューアルバム『Breathe Deep』は、R&Bやヒップホップ、ジャズがほどよい塩梅にブレンドされた、どこか懐かしさもある良作だった。Kokorokoのメンバーでもある彼の挨拶代わりともなる素晴らしいアルバム。

  • 2020-08-14
  • 2023-06-03

バルカン音楽のカリスマ、ゴラン・ブレゴヴィッチが放つロマ賛歌

サラエヴォ出身の音楽家ゴラン・ブレゴヴィッチ(Goran Bregovic)の『Champagne for Gypsies』。ジプシー音楽を愛するゴラン・ブレゴヴィッチらしいブラス中心のサウンドが轟く。聴けば全身の血が沸き立ち、気持ちの昂りを抑えずにはいられなくなる音楽。粗野と洗練の好対照が同居する奇妙な時間が全体を支配する。

  • 2020-08-12
  • 2020-08-12

トルコの若き天才ギタリストによる、南米の香り立つ最高のバリオス曲集

トルコ・イスタンブール出身の若き天才ギタリスト、セリル・レフィク・カヤ(Celil Refik Kaya)によるバリオス・マンゴレのギター曲集を紹介。バリオスの楽曲は近年クラシックギタリストに人気で、様々な演奏家によって取り上げられているが、なかでもこのセリル・レフィク・カヤは技巧も表現力も随一だ。

  • 2020-08-09
  • 2020-08-09

心を癒すピアノとギター。イタリアのデュオ、至福のジャズ

坂本龍一の(1)「美貌の青空」で始まるアルバムは究極的なまでの叙情性に満ち溢れ、寄り添いながら語り合うようなピアノとギターの音色に心が洗われる。抑制と開放の絶妙なバランス。日常のリラックスしたシーンでじっくり聴くには最高の音楽だ。

  • 2020-08-03
  • 2020-08-04

さりげなく散りばめられた“ワールド・ミュージック”が魅力的なジャズギタートリオ新譜『Believers』

世界中の音楽をジャズの言語の中に落とし込み、これまでボーダーレスに活躍してきた3人のアメリカ人ミュージシャン──ギターのブラッド・シェピク、ベースのサム・ミナイエ、ドラムスのジョン・ハドフィールドがトリオを結成し創り上げたアルバムがこの『Believers』。普通のジャズ・ギタートリオとは一線を画す、現代的なサウンドが洪水のように押し寄せる。

  • 2020-07-25
  • 2020-07-25

ダニ・グルジェル、国籍を超えた新バンド“São Paulo Panic”で魅せた挑戦

ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート(DDG4)での活躍や、若く優れた音楽家を支援するプロジェクトなど、ブラジル・サンパウロのジャズ周辺の現行音楽シーンの中心人物であるダニ・グルジェル(Dani Gurgel)の新しいプロジェクト「São Paulo Panic」。ジャズという共通言語のもと、国籍を超え集まった猛者たちの素晴らしくクリエイティヴな作品。

  • 2020-07-23
  • 2020-07-23

世界でもっとも美しい“大人のための”リコーダー&ギターの音楽

『Agua e Vinho』は、オーストラリア出身のプロのリコーダー奏者、ロドニー・ウォーターマン(Rodney Waterman)と7弦ガットギター奏者、ダグ・デ・ヴリーズ(Doug de Vries)のデュオ作品。パスコアールやジスモンチ、古き良きショーロやクラシックなど極上の時間を味わえる全21曲!

  • 2020-07-22
  • 2023-08-20

ブラジル音楽と世界を繋ぐギタリスト、シコ・ピニェイロ、10年振りソロ名義新作

ブラジル出身、現在は米国ニューヨークを拠点に活動するジャズギタリスト、シコ・ピニェイロ(Chico Pinheiro)がソロ名義では10年振りとなるアルバム『City of Dreams』をリリースした。彼のギターは相変わらずの凄まじいインパクトで、(1)「City of Dreams」の後半で聴かれるような淀みなく流れ続けるアドリブ・ソロにはただただ圧倒される。

  • 2020-07-18
  • 2020-07-19

ブラジル音楽の良心を体現するギター&女性Vo.デュオによるホベルト・メネスカル曲集

ブラジルの正統派歌手マルシア・タウイルと、卓越したセンスを持つ7弦ギター奏者フェリクス・ジュニオールの共同名義の新譜『Pro Menesca』は、そのタイトル通りブラジル音楽の巨匠ホベルト・メネスカル(Roberto Menescal)の作品集。(4)「Fuso Horário」にはそのホベルト・メネスカル本人もゲスト参加!

  • 2020-07-08
  • 2020-07-08

ベルギー出身のフラメンコ・ギタリスト、圧倒的なテクニックで聴かせるソロギター作品集

今回紹介するのは、ベルギー出身のフラメンコギタリスト。名はマルディン・デ・カウター(Myrddin De Cauter)、左利き。高名な音楽家の父がいる家庭で育った彼は10代でフラメンコ音楽に出会い没頭。スペインに行き修行を積んだという経歴の持ち主である。

  • 2020-07-04
  • 2020-07-04

メキシコの歌姫ナタリア・ラフォルカデ、自身のルーツを見つめる激良新譜『メキシコのための歌』

ポップ/ロックシンガーとしてキャリアをスタートしたメキシコを代表する歌姫、ナタリア・ラフォルカデは近年ますますルーツミュージックへの傾倒を見せている。彼女の2020年新譜『Un Canto por México, Vol. 1』はそのタイトルが示すようにオリジナル曲からカヴァーまでメキシコのための歌の数々が収められている。