- 2019-09-23
- 2019-09-23
ブリタニー・ハワードのソロデビュー作は、まるで鋭利な刃物だった
アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes)のヴォーカリスト/ギタリストのブリタニー・ハワード(Brittany Howard)がソロアルバム『Jaime』を発表した。タイトルには病気のため13歳でこの世を去った4歳年上の姉の名が冠されている。ロバート・グラスパーやネイト・スミスも参加。
アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes)のヴォーカリスト/ギタリストのブリタニー・ハワード(Brittany Howard)がソロアルバム『Jaime』を発表した。タイトルには病気のため13歳でこの世を去った4歳年上の姉の名が冠されている。ロバート・グラスパーやネイト・スミスも参加。
イスラエルのジャズギタリスト、ロテム・シヴァン(Rotem Sivan)の先鋭化が止まらない。彼の新作『Same Way Home』は、ローファイなループサウンドに乗せた実験的な空間系ビートミュージックだった。
ダニエル・マレー(Daniel Murray)がジスモンチ主宰のレーベル、CARMOからリリースしたジスモンチ楽曲集『Universo Musical de Egberto Gismonti』は、ギタリストとして歩んだ半生の全てをぶつけた、渾身の傑作だ。自らの指先の肉と爪のみで表現し得る最高のギター音楽がここにはある。
かの天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。ギターマガジン誌が選ぶ史上最も偉大なギタリストで1位に選出された彼のフォロワーは数え切れないほどおり、トリビュート盤だって多数リリースされている。だが、このグェン・レというギタリストが唐突に発表したジミヘン・トリビュート作品は異色の作品であろう。
イスラエル出身、NYで活躍するジャズギタリスト、ヨタム・シルバースタイン(Yotam Silberstein)の2019年作『Future Memories』。ジョン・パティトゥッチも参加した今作は、ニューヨークの最先端JAZZにとどまらず、ヨタムが愛して止まないブラジル音楽やスパニッシュ音楽への愛が溢れた作品だ。
これほどの才能を目の当たりにして、彼女に嫉妬しない音楽家はいるのだろうか。NYを拠点に活動するチリ出身のジャズギタリスト/ヴォーカリスト/作曲家のカミラ・メサの2019年作『Ambar』。弦楽四重奏を加えた自身のバンド「The Nectar Orchestra」を率いての録音で、自身5作目のフルアルバムにしてメジャーデビュー作でもある。
現代アルゼンチン音楽を代表するバンド、アカ・セカ・トリオ(Aca Seca Trio)が2018年3月25日に行なったアルゼンチン・Estaciones Sinfónicas(シンフォニック・ステーション)でのライヴ映像をフルで公開している。
日本を代表するインストバンド、ショーロクラブが、7人の素晴らしい歌手たちを迎え2011年に発表した『武満徹ソングブック』は、日本を代表する作曲家である武満徹の芸術的でありながらも普遍的な美しい音楽の魅力を、最高の形で現代に蘇らせた名作だ。
イタリアのジャズクラリネット奏者、ガブリエーレ・ミラバッシ(Gabriele Mirabassi)と、ブラジルの作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)のデュオ作『Graffiando Vento』。ときに“変態的”と賞賛されるギンガの名曲の数々を、表情豊かなジャズクラリネットが歌い上げる傑作だ。
現代最高のジャズギタリストの評価を確立したギラッド・ヘクセルマンが2018年の名盤『Ask for Chaos』に続けて世に放った“さらなる混沌”『Further Chaos』。2019年のベスト候補の一枚。
フラメンコギタリスト/作曲家のバハグニと、ダンス音楽の作曲家/プロデューサーとして活躍するライアン・マーチャントがまさかのコラボだ。まったく新しいエレクトロ・フラメンコを、彼らは“Dancemenco”と呼んでいる。
バハグニ(Vahagni)はアルメニア出身、主に米国LAで活躍中のギタリスト。フラメンコを軸としつつも、ジャズやラテンといった音楽も幅広く吸収し、故郷アルメニアの伝統音楽もブレンドした独自のスパニッシュギターのサウンドを切り拓いている。
ミカ・サデ(Mika Sade, מיקה שדה)というちょっと不思議な雰囲気のアーティストが創り出す音楽は、聴く人をきっと幸せにしてくれる。
ブラジルの知られざる鬼才音楽家、テッド・ファルコンとフェリクス・ジュニオールの作品。ショーロをベースに自在に繰り出される美しい“ワールドミュージック”。