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ギター

  • 2020-04-12
  • 2020-04-11

静かな夜に聴きたい、南米+北欧の詩的なギタートリオ

南米アルゼンチンのギタリスト、ホセ・サルーシと同じくアルゼンチンのベーシスト、フアン・フラッキに、デンマークのドラマー、ウルリック・ビスガアルドが加わった極上のギタートリオ作品『Lugar』。このメンバーでは初めての録音とのことだが、アルゼンチンと北欧音楽に共通する叙情性がギタートリオという小編成の中で見事に結実した素晴らしい音楽だ。

  • 2020-04-07
  • 2021-02-21

至福の声とギター。青葉市子、2020年1月のライヴ音源をリリース

シンガーソングライター/ギタリストの青葉市子が、2020年1月に東京・赤坂の草月ホールで行われたデビュー10周年記念コンサートの模様をライヴ盤として発売した。『"gift" at Sogetsu Hall』と題された今作は、アカペラで披露される(1)「守り哥」で始まる、声とギターだけの17曲・79分の至福のとき。

  • 2020-04-05
  • 2023-09-19

南欧/南米の名曲が繋ぐ家族の絆。母娘デュオが奏でる素敵すぎる音楽の贈り物

『Imagina』はスペイン・カタルーニャの卓越した女性クラシックギタリスト、エリザベト・ローマ(Elisabeth Roma)と、その娘でトロンボーン奏者/シンガーのリタ・パイエス(Rita Payes)の母娘による美しいデュオアルバム。カタルーニャ語の伝統曲からボサノヴァ、ラテン音楽といった彼女たちが日常の中で親しみ歌ってきた曲を、親子ならではの愛情に満ちた親密な演奏で届けてくれた。

  • 2020-04-05
  • 2021-12-19

ベナン出身の驚異のギタリスト率いるGilfema、原点に立ち返った12年ぶり新譜

西アフリカ・ベナン出身のギタリスト、リオーネル・ルエケ(Lionel Loueke)とハンガリー出身のドラマー、フェレンク・ネメス(Ferenc Nemeth)、そしてスウェーデン生まれのイタリア人ベーシストのマッシモ・ビオルカティ(Massimo Biolcati)のトリオ、ジルフェマ(Gilfema)。アフリカ音楽のエッセンスが色濃く反映された個性的なジャズがとても面白い。

  • 2020-04-01
  • 2021-01-29

先駆的ポストロック・ジャズバンド、BADBADNOTGOODのDNAが流れる双頭アルバム

ヒップホップ、エレクトロニカからジャズまで、ジャンルに囚われない音楽性で一躍スターダムにのし上がったカナダの4人組グループ、バッドバッドノットグッド(BADBADNOTGOOD)のマシュー・タヴァレスとリーランド・ウィッティの双頭名義での初リリース『Visions』。サウンドはよりジャズ寄りになり、二人の天才的なマルチ奏者による有機的な即興セッションが軸になっている作品だ。

  • 2020-03-24
  • 2020-03-24

アルゼンチン音楽ファン必聴!洗練されたチェンバーアンサンブルが魅力のSSWホアキン・メリーノ

アルゼンチン・フォルクローレを基調とした素朴で温もりのある歌に、ガットギターやピアノ、木管楽器や弦楽器中心のジャジーなチェンバー・アンサンブル。アルゼンチン南部パタゴニア出身のSSW、ホアキン・メリーノ(Joaquín Merino)のデビュー作『Arvolar』は至福の時を約束してくれる。

  • 2020-03-08
  • 2020-03-08

鬼才ギンガと、魅力的なシンガー、ドゥドゥ・スペルブ 至上のデュオ名盤

たった二人、ガットギターと声だけというシンプルな演奏なのに、この複雑さ、この深み…ギンガの音楽が持つ魅力は本当に底知れない──。比類なき作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)の名曲たちを、シンガー、ドゥドゥ・スペルブ(Dudu Sperb)が歌い上げる『Navegante - Dudu Sperb recebe Guinga』(2019年)。

  • 2020-03-01
  • 2020-10-11

ブラジル音楽の歴史に燦然と輝くノヴォス・バイアーノス名盤『アカボウ・ショラーレ』

サンバやボサノヴァなどのブラジル音楽とサイケデリック・ロックを融合し、1970年代に独自の存在感を放ち後世に多大な影響を与えたブラジルの伝説的バンド、ノヴォス・バイアーノス(Os Novos Baianos)。名盤『Acabou Chorare』はブラジル音楽史上に輝く最重要作。

  • 2020-02-22
  • 2020-11-06

ギター・レジェンド、パット・メセニー魂の叫び。6年ぶり新作『From This Place』

盟友ライル・メイズの訃報が伝えられたのはほんの数日前だった。世界中がこの享年66の名キーボード奏者の死を悼む中で、パット・メセニーの実に6年ぶりの新作『From This Place』がリリースされた。多くのジャズファン/ギターファンが待ちわびたレジェンドの新作ということは勿論、ライル・メイズの突然の悲報も相まって早くも今年最も注目されたジャズアルバムになることは間違いなさそうだ。

  • 2020-02-21
  • 2020-02-21

ちょっとサイケで、しっかりサウダーヂ。ミナス発 Cifras no Varal の音楽が面白い

ブラジル・ミナスジェライスのSSW、エステヴァォン・マスカレーニャス(Estevão Mascarenhas, gt, vo)が率いるバンド、シフラス・ノ・ヴァラル(Cifras no Varal)の2019年作『Roda dos Orixás』。トロピカリアの雄、オス・ノヴォス・バイアーノス(Os Novos Baianos)を彷彿とさせる、ブラジルの民族音楽成分が多めの気持ちいいロックサウンドを聴かせるおすすめのバンドだ。