- 2024-05-12
- 2024-05-12
【特集】世界にみる音楽〜オースティン2024
「地球の音楽」を意味する、本サイト「ムジカテーハ(Musica Terra)」。世界の良質な音楽を皆様にご紹介しているわけであるが、果たして実際に現地ではどのような音楽が聴かれているのであろうか?第3回はアメリカ・テキサス州オースティン。カントリー・ミュージックがさかんなこの地で毎年行われる音楽と映画の祭典、SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)で聞こえてきた音を皆様にお届けしたい。
「地球の音楽」を意味する、本サイト「ムジカテーハ(Musica Terra)」。世界の良質な音楽を皆様にご紹介しているわけであるが、果たして実際に現地ではどのような音楽が聴かれているのであろうか?第3回はアメリカ・テキサス州オースティン。カントリー・ミュージックがさかんなこの地で毎年行われる音楽と映画の祭典、SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)で聞こえてきた音を皆様にお届けしたい。
タイトルは『Cowboy Carter』。その名の通り、カントリー・アルバムである。「これはカントリー・アルバムではありません。これは”ビヨンセのアルバム”です」ビヨンセのこの発言の意図とは。そして本作で伝えたかったこととは。
「地球の音楽」を意味する、本サイト「ムジカテーハ(Musica Terra)」。世界の良質な音楽を皆様にご紹介しているわけであるが、果たして実際に現地ではどのような音楽が聴かれているのであろうか?前回のドイツに続き、第2回はアメリカ・ラスベガス。カジノ、ショーをはじめとしたエンターテイメントが集まるこの街の音楽たちを今回も紹介していきたい。
発表自体は昨年の3月ながらも延期に延期を重ね、ようやく昨年末にフィジカル化されたSigala(シガーラ)の実に5年ぶりの新作『Every Cloud,Silver Linings』。まさに楽しむための音楽ともいうべきこの作品を、このタイミングで紹介していきたい。
Música Terra(ムジカテーハ)ライターDJ mitsuが選ぶ2023年のベストアルバム。 基本、当サイトで紹介してきたもの中心ではありますが、取り上げきれなかった作品もここではPick Up。「何を落としたらいいのか悩む」大豊作の昨年に対し、「何を入れるか悩んだ」今年。なかなかコレ!というものがなかった年でもありましたが、ここに挙げたのは間違いなく「いい音楽」。 今年1年お世話になった作品を振り返っていきましょう。
メジャーデビューアルバム『Ctrl』は2018年の第60回グラミー賞では主要部門〈最優秀新人賞〉を含む計5部門という女性最多ノミネートを達成。Doja Cat(ドージャ・キャット)とのコラボ曲「Kiss Me More」では「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」を受賞と、名実ともに一流アーティストの仲間入りを果たしている。それから5年。新人アーティストとしては非常に長いスパンでの発表となった最新作『SOS』は、5年間の思いと苦悩が詰まった全23曲の大長編に仕上がった。
この夏、二人の天才が来日する。それもBlue NoteやBillboardといった格式高いジャズ箱ではなく、フェスへの出演である。一人は本サイトでも取り上げたことのある「神童」ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier) 。そしてもう一人が、そのMVも含めすべてにおいて独特なクリエイティビティを見せつけながらも、質の高さからそれすらもスタンダードに昇華されてしまう「奇才」と呼ぶべきマルチアーティスト、ルイス・コール(Louis Cole)だ。2022年のベストアルバムに入れそびれてしまった最新作『Quality Over Opinion』を今回は来日を記念してご紹介したい。
レイドバックしたシンセサイザーがゆったりとバックに流れる別名「癒し系EDM」であるトロピカルハウスは、オーストラリア出身のアーティスト、トーマス・ジャック(Thomas Jack)が生みの親と言われており、まさに南国感溢れるサウンドを特徴としたハウスの総称である。今回発表された最新作『Thrill of the Chase』は今までの作品通り、個性豊かなボーカリストを迎えたアルバムであるが、これまでの作品に比べ、より肩の力の抜けたアルバムとなっている。
Música Terra(ムジカテーハ)ライターDJ mitsuが選ぶ2022年のベストアルバム。基本、当サイトで紹介してきたもの中心ではありますが、取り上げきれなかった作品もここではPick Up。R&B~HipHop、Jazz、日本人アーティストまで、幅広い選出となりました。共通するのは間違いなく「いい音楽」であること。今年1年お世話になった作品を振り返っていきましょう。
R&Bの00年代回帰が止まらない。前回記事でも取り上げたジョン・レジェンド(John Legend)に続き、UK発「King of 2STEP」ことクレイグ・デイヴィッド(Craig David)の新作が発表されたからだ。デビューから22年、そして2022年に発表という事で題された本作は、デビュー当時の洗練されたダンスミュージックがR&Bのフォーマットで見事に昇華された渾身の一枚と言っていい。
レジェンドイズバック、00年代のR&Bが帰ってきた。ジョン・レジェンド(John Legend)の最新作で初のセルフタイトル『Legend』を聴いた率直な感想はこうだ。本作は約20年もの間、現代R&Bのメインストリームに居続けている彼にしか出来ないR&Bの歴史の教科書と言ってもいいものであり、それがまったく違和感なくジョン・レジェンド・サウンドとして受け入れられることもまた、彼がデビュー時から色褪せることないタイムレスな作品を作り続けてきた証左とも言えるのではないだろうか。
白人ラッパーは、ヒップホップをメインストリームへ導き出してきたという意味では無視することのできない存在である。80年代のヴァニラ・アイス(Vanilla Ice)に始まり、90年代にはハウス・オブ・ペイン(House of Pain)のエヴァーラスト(Everlast)などがそれに当たるだろうか。00年代にはエミネム(Eminem)が登場し、10年代はドレイク(Drake)を筆頭に、ポスト・マローン(Post Malone)やマックルモア(Macklemore)といった多くの白人ラッパーを輩出した年代となった。
先日プリンス・ポール(Prince Paul)の記事で触れたストーリーテリングヒップホップ。それを体現している現代最高のストーリーテラー、それがケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)である。これまでにオリジナルアルバムとして発表された3枚のアルバムは全てコンセプトアルバム。とりわけ、グラミー賞を初めて受賞した『To Pimp A Butterfly』はBLM(ブラック・ライブス・マター)の時流を捉えた黒人コミュニティを代弁するような作品であったし、続く『DAMN.』は宗教問題に言及した内容が高く評価された。
2年半振りにリリースされたカミラ・カベロ(Camila Cabello)の3作目の作品『Familiar』は正直、驚きの連続だった。キューバ人の父とメキシカンの母を持つ、キューバ出身のカミラの本作は、プロデューサーにエドガー・バレラ(Edgar Barrera)やチェチェ・アララ(Cheche Alara)といったラテン・ポップ界の売れっ子サウンドメイカーがクレジットされているように、メインストリームのアーティスト作品とは思えない濃度のラテンアルバムに仕上がっている。