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MPB

  • 2021-03-30
  • 2021-03-29

MPB歌手マリアーナ・アイダール、コロナ禍の素敵な“おうちプロジェクト”

ブラジルの歌手マリアーナ・アイダールとギター奏者ジュリオ・フェジューカがコロナ禍のなかで自宅録音した『Aqui em Casa, Vol. 1』がEPとしてリリースされた。アルバムには数曲でサンフォーナ(アコーディオン)奏者のコスミ・ヴィエイラとシンガーのホベルタ・サーも加わり、ブラジル北東部音楽を中心にシンプルながら洗練された美しさを持つ歌とギターを楽しめる良作だ。

  • 2021-03-13
  • 2021-03-13

ブラジルの若きSSW、ルアン・カルボナリ 豊かな感性を持つMPBの原石

ブラジル・サンパウロ州に2000年に生まれたSSW/ギタリストのルアン・カルボナリ(Luan Carbonari)。デビューEP『Quando Parei de Contar Segredos (Acústico)』はブラジル音楽の長い歴史の中で育まれた音楽の遺伝子と、アルゼンチンのネオ・フォルクローレにも通じる豊かな感性で紡がれた素敵な作品。

  • 2021-02-15
  • 2021-02-15

MPB最高の歌手ガル・コスタ、10人の男性SSWと綴る名曲たち

ボサノヴァやMPBの最盛期の最重要人物のひとり、ガル・コスタ(Gal Costa)。彼女は1945年生まれだから、2021年の今年は76歳になる。そんな彼女の新作のタイトルは『Nenhuma Dor』。アルバムには若い頃の彼女の歌声に惹かれた人なら聴き入らずにはいられない楽曲が並ぶ。

  • 2020-12-26
  • 2025-05-18

初共演から半世紀。ゼー・ミゲル・ヴィズニキ&アライヂ・コスタの感慨無量の傑作新譜

ブラジルのベテラン歌手、アライヂ・コスタとピアニスト/作曲家のゼー・ミゲル・ヴィズニキの初共演は1968年、TVで披露された「Outra Viagem」だった。このとき、アライヂ・コスタは33歳、ゼー・ミゲル・ヴィズニキは20歳。そこから半世紀の時を経て、アライヂ・コスタが歌うゼー・ミゲル・ヴィズニキの作品集『O Anel - Alaíde Costa Canta José Miguel Wisnik』が完成、アントニオ・カルロス・ジョビンの命日である12月8日にリリースされた。

  • 2020-11-22
  • 2020-11-22

トニーニョ・オルタ&バーバラ・カッシーニ、ブラジルのSSWノヴェーリ名曲集

前作『Belo Horizonte』でラテングラミー賞「Mejor Álbum Música Popular Brasileña」部門を受賞したトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)の新譜は、歌手バーバラ・カッシーニ(Barbara Casini)との親密なデュオアルバム『Viva Eu: As Canções Brasileiras de Novelli』。こちらもまた素晴らしい内容だった。

  • 2020-11-17
  • 2021-02-20

MPB大御所トッキーニョ、サンバへの愛に満ちた新譜

芸歴50年以上を誇るMPB巨匠トッキーニョ(Toquinho)が新譜をリリースした。アルバムタイトル『A Arte de Viver』は“生きる術”の意味。編成もアレンジも古き良き伝統的なサンバそのもので、目新しさは皆無だがブラジル音楽の真髄ともいうべき“サウダージ”が満載。ブラジル音楽ファンにとっては堪らない作品だろう。

  • 2020-10-11
  • 2023-07-21

半世紀の時を経て…ブラジル史上最高の名盤『Acabou Chorare』再解釈プロジェクト

ブラジル音楽史上の最高傑作のひとつに挙げられるノヴォス・バイアーノスの名盤『Acabou Chorare』(1972年)が、約半世紀の時を経て再解釈された。曲順もオリジナルと同一に再現された「Replay」プロジェクトによる『Acabou Chorare』は、10組のアーティストが参加。それぞれの個性を持ち寄って、名曲の数々を鮮やかに蘇らせている。

  • 2020-10-09
  • 2024-11-30

ブラジルのベテラン鍵盤奏者ヒカルド・バセラール、ブラジル〜ジャズを繋ぐライヴ盤

ブラジルの作編曲家/鍵盤奏者のヒカルド・バセラール(Ricardo Bacelar)のライヴ・アルバム『Ao Vivo no Rio』(2020年)は、ブルースやジャズ、そしてブラジルのポピュラー音楽であるMPBなどがふんだんに盛り込まれた彼の地でしか為し得ないと思える作品で、ブラジリアン・ジャズの魅力を知るには良い一枚だ。

  • 2020-09-18
  • 2023-04-30

期待のMPB新星、リオの若手SSWジュリア・メストリ激良デビュー作!

ブラジル・リオデジャネイロ出身のSSW、ジュリア・メストリ(Julia Mestre)の2019年デビューアルバム『Geminis』は、新人とは思えない完成されたクオリティーの作品だ。サンバやボサノヴァ、マラカトゥやフォホーといったブラジル特有のリズムを軸に、ロックやラップなどを巧みに取り入れた現代のブラジル音楽の新星。ブラジル音楽ファンには自信を持っておすすめしたい一枚だ。

  • 2020-08-24
  • 2020-09-05

日本とも縁の深いスーパー・ブラジリアン・ユニット“Shinkansen(新幹線)”始動

幾度となく来日し、日本との縁も深いブラジルの重鎮ミュージシャンたち──ジャキス・モレレンバウム(Jaques Morelenbaum, cello)、リミーニャ(Liminha, b)、トニーニョ・オルタ(Toninho Horta, g)、マルコス・スザーノ(Marcos Suzano, perc)によるスーパーユニット、Shinkansen(新幹線)始動!

  • 2020-08-22
  • 2020-08-22

相次いで両親を失ったベベウ・ジルベルト、喪失からの“今”を描く6年ぶり新譜

タイトル「Agora」はポルトガル語で「今」を意味する。彼女の前作『Tudo』から実に6年ぶりの新作。この6年の間に、彼女は母ミウシャを2018年の年末に、父ジョアン・ジルベルトを2019年の6月に相次いで失うという経験をした。この作品には、そうした困難な時期を乗り越えた彼女が表現する「今」が詰まっている。