- 2022-06-10
- 2022-06-09
クラリネット、チェロ×2、ザルブの前衛室内楽ジャズ!仏巨匠ルイ・スクラヴィスの芸術的な新譜
フランスを代表するジャズ・クラリネット奏者ルイ・スクラヴィス(Louis Sclavis)が、チェロ2台とパーカッションという意欲的なカルテットで録音した2022年新譜『Les Cadences du Monde』。前衛的な室内楽といった形容が相応しい、美しく芸術的な音楽だ。
フランスを代表するジャズ・クラリネット奏者ルイ・スクラヴィス(Louis Sclavis)が、チェロ2台とパーカッションという意欲的なカルテットで録音した2022年新譜『Les Cadences du Monde』。前衛的な室内楽といった形容が相応しい、美しく芸術的な音楽だ。
プログレを原点とし、ジャズやフラメンコなど幅広いスタイルで活躍するスペインのピアニスト/作曲家チャノ・ドミンゲス(Chano Dominguez)、ペルーの楽器カホンを初めてフラメンコの世界に持ち込んだブラジルの打楽器奏者ルベン・ダンタス(Rubem Dantas)、ブラジルの天才的バンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)というレジェンド級の3人が集い、誕生したアルバム『Chabem』。
ドイツ・ベルリンの7人組バンド、Jembaa Grooveのデビュー作『Susuma』が、かなり良い。西アフリカの音楽、ソウル、ファンク、ジャズなどが融合した音楽性が魅力的なJembaa Grooveは、2020年末にガーナ生まれ・ナイジェリア育ちのシンガー/パーカッション奏者のエリック・オウス(Eric Owusu)と、ベルリンのベーシスト/作曲家のヤニック・ノルティング(Yannick Nolting)が出会って生まれた。
スペインのギタリストホセミ・カルモナ(Josemi Carmona)と、ベース奏者ハビエル・コリーナ(Javier Colina)、そして打楽器奏者バンドレロ(Bandolero)の共同名義による第3作『Vida』がリリースされた。フラメンコ・ジャズの筆頭格と高く評価された3人による必聴盤だ。
イタリア南部の伝統音楽を復興させる活動を続ける作曲家/打楽器奏者/シンガーのアントニオ・カストリニャーノ(Antonio Castrignanò)。彼の新作『Babilonia』は、その名のとおりメソポタニア文明の中心にあった古代都市バビロンをテーマに据えた壮大な抒情詩だ。
アルゼンチンを代表するギタリスト/作曲家キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、若手パーカッション奏者ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreira)による初めてのデュオ作品『Otro Lado』がリリースされた。タイトルは“Other Side”、つまり“もうひとつの側面”“反対側”といった意味のスペイン語だ。
ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)やマリア・ベラルド(Maria Beraldo)らが参加するブラジルのショーロバンド、Abrideira。この6人組の唯一の作品となったセルフタイトルのアルバム『Abrideira』が2021年に再発された。
Snarky PuppyやBanda Magdaなどで活躍するアルゼンチン出身打楽器奏者/作曲家、マルセロ・ウォロスキ(Marcelo Woloski)のデビューアルバム 『Mundo Por Conocer』。アルバムには10ヶ国以上から30名近い音楽家が参加し、躍動感の溢れる音楽がとても魅力的な一枚だ。
一聴してインパクト絶大なサウンドにやられてしまうが、彼が叩くドラムスの奏法を知ればその驚異的なプレイスタイルにも驚きを禁じ得ない。フランスの打楽器奏者/作曲家ステファン・エドゥアール(Stéphane Edouard)のデビュー作である『Pondicergy Airlines』は、新しい音楽を知る悦びに満ちた途轍もないアルバムだった。
カリブ海に浮かぶフランス海外県グアドループ出身の作曲家/ドラマーのアーノウ・ドルメン(Arnaud Dolmen)が自身2作目となる新譜『Adjusting』をリリースした。グォッカのリズムを想起させる、自由度の高いアンサンブルが魅力的だ。
アルゼンチンのSSW/打楽器奏者/ギタリストのヘルマン・ゴメス(Germán Gómez)の2021年作『Sesión (Beauchef)』が素晴らしい。丁寧に紡がれる8曲は自作の(3)「Almas Jugando Solas」を除くすべてが南米の知られざる名曲のカヴァー。
グアドループ出身のSSW/作曲家シンシア・アブラハム(Cynthia Abraham)は自身による声、フルート、打楽器のみで自由に、クリエイティヴに音楽を構築してゆく女性アーティストだ。2021年11月リリースの最新作『Unisson』は一応“ジャズ”にカテゴライズされているが、とてもその分類で片付けてしまうことはできない。
マイエレ・マンザンザ(Myele Manzanza)の最新フルアルバム『Crisis & Opportunity, Vol. 2 - Peaks』。今作もヒップホップやネオソウル、エレクトロ・ミュージックを経由し、ミックステープからもインスパイアされた現代感覚満載のジャズ。
イスラエルのウード/打楽器奏者/作曲家、イノン・ムアリム(Yinon Muallem)の新譜は『Norwegian Oud』。もうこのタイトルだけで興味津々なのだが、内容もとても良かった。表題曲の1曲目「Norwegian Oud」はタイトル通り、ビートルズの名曲「Norwegian Wood」のアラブ風カヴァー。