- 2022-10-23
- 2022-10-23
ジャズ×南米音楽の魅力が凝縮。フェデリコ・アレセイゴル、トリオ+αによる珠玉の新譜
好き0現代アルゼンチン音楽を代表するSSWフェデリコ・アレセイゴル 充実するアルゼンチンの現代ジャズ/ネオ・フォルクローレの中心的なシンガーソングライター/ピアニスト、フェデリコ・アレセイゴル(Federico Arreseygor)がまたも素晴らし […]
好き0現代アルゼンチン音楽を代表するSSWフェデリコ・アレセイゴル 充実するアルゼンチンの現代ジャズ/ネオ・フォルクローレの中心的なシンガーソングライター/ピアニスト、フェデリコ・アレセイゴル(Federico Arreseygor)がまたも素晴らし […]
2012年のモントルー・ジャズ・フェスティバル「ピアノ・ソロ・コンペティション」で女性として初めて優勝したことで知られるキューバ出身のピアニスト/作曲家、マリアリー・パチェーコ(Marialy Pacheco)の通算12枚目となる2022年新譜 『Reload』は、ピアノトリオを軸に多様なゲストを迎え入れた華やかなラテン・ジャズ作品だ。
2010年代以降のフランスのジャズ・シーンを代表するピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)による、彼自身初の全編ソロピアノのアルバム 『Full Solo』。今作はベートーヴェンへのリスペクトをテーマにした珍しいジャズ作品となっており、ベートーヴェンに縁の深いウィーンで書かれたというポール・レイのオリジナル数曲と、(3)「交響曲第9番」、(5)「月光ソナタ」、(7)「エリーゼのために」といったベートーヴェンの名曲のジャズ・アップで構成されている。
ドイツの兄弟デュオ、ジュリアン&ローマン・ヴァッサーフール(Julian & Roman Wasserfuhr) が4年ぶりの新譜『Mosaic』をリリースした。今作では12人のミュージシャンをゲストに迎え、ロマンティックでポジティヴな音楽を創出。秋晴れのように爽やかな気分にさせてくれる素敵なジャズに仕上がっている。
アイスランドのSSW、レイヴェイ(Laufey)のフルレンス・デビューアルバム『Everything I Know About Love』が素晴らしい。アイスランド人の父と中国人の母の間に1999年に生まれ、ピアノとギター、チェロを弾き、米国バークリー音楽大学で学んだという彼女のこの作品は、個人的にはグラミー賞で7冠を達成したあのノラ・ジョーンズのデビュー作のときと同種の衝撃と感動を覚えた。
親の世代から子の世代へと脈々と受け継がれつつ、少しも進化を止めないイスラエルのジャズ・シーンから、また新たな逸材が現れた。その彼はイスラエル・エルサレムを拠点とするピアニスト/作曲家、ナダフ・ベルコヴィッツ(Nadav Berkovits)。2021年にリリースされたデビュー作『Waking the Heart』は、ピアノトリオを中心とし、さまざまな顔を覗かせつつ熱気を深く纏った見事な演奏を聴かせてくれる。
インドネシアの4組の人気ミュージシャン──2009年結成の4人組ハイファイ(HIVI!)、ギタリストのジェラルド・シタモラン(Gerald Situmorang)、女性SSWイフィー・アリッサ(Ify Alyssa)、そしてジャズピアニストのスリ・ハヌラガ(Sri Hanuraga)による豪華コラボレーションが実現したアルバム『Bermain Rintik Di Musim Hujan』。
ブラジル・パラー州の重要な詩人/作曲家のジョルジ・アンドラージ(Jorge Andrade)の珠玉の楽曲群を、歌手のアンドレア・ピニェイロ(Andréa Pinheiro)とピアニストのジャシント・カワジ(Jacinto Kahwage)がカヴァーしたアルバム『Voz Passional: Jorge Andrade』が素晴らしい。
ブラジル・サンパウロのピアニスト、アレシャンドリ・ヴィアナ(Alexandre Vianna)のピアノトリオ新作『Música para dar sorte』。2016年のトリオのデビュー作『Ânimo』以来の2枚目の作品で、ベースにジョアン・ベンジャミン(João Benjamin)、ドラムスにハファエル・ロウレンソ(Rafael Lourenço)という編成も変わらず。
米国のピアニスト/作編曲家ヨアキム・ホースレイ(Joachim Horsley)の最新作『Caribbean Nocturnes』は、ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンなどの西洋クラシックをルンバ、ソン、ズークといったアフロ・カリビアン音楽に持ち込んでしまった野心的なプロジェクトの第二弾だ。
“青髭のティグラン・ハマシアン”ことイスラエルのピアニスト/マルチ奏者/作曲家ロン・ミニス(Ron Minis)が前作から3年ぶりとなる待望の新譜『Smart Phones Stupid People』をリリースした。今作はドラムスにヨゲフ・ガバイ(Yogev Gabay)、ベースにダニエル・ハーレフ(Daniel Harlev)という俊英を迎え、見かけ上の編成こそシンプルなピアノトリオだが、複雑な変拍子やポリリズムを駆使したロン・ミニスらしいプログレッシヴな音の洪水を浴びせかける。
イタリアのピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ(Enrico Pieranunzi)とオランダのベーシスト、イェスパー・サムセン(Jasper Somsen)。ヨーロッパのジャズを代表する名手二人によるデュオアルバム『Voyage in Time』は、西洋クラシック音楽をテーマにイェスパー・サムセンが書いた9曲を共同作業でアレンジし演奏した美しいアルバムだ。
ノルウェーのピアノトリオ、エスペン・エリクセン・トリオ(Espen Eriksen Trio)の新作『In the Mountains』。今作は話題を呼んだ2018年作『Perfectly Unhappy』以来となる英国のサックス奏者アンディ・シェパード(Andy Sheppard)が3曲でゲスト参加したライヴ盤で、互いに心を通じ合わせた瞑想的で美しい北欧ジャズを堪能することができる逸品だ。
イスラエルのバンド、ドリミア(Drimia)の2021年作『Drimia』。リーダーで全曲の作曲も手がけ、鍵盤楽器全般を担うラーナン・アミール(Raanan Amir)、フルートの紅一点マルカ・ピアメンタ(Malca Piamenta)、ベースのヨナタン・ハラリ(Yonatan Harari)、そしてドラムスのアヴリ・フレッシャー(Avri Flesher)から成る4人組インストバンドの非常にレベルの高いデビュー作だ。