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ヴォーカル

  • 2022-05-14
  • 2022-05-13

カタルーニャの新しい歌姫リア・サンパイ、圧巻の表現力で魅せる“声とギター+α”の大傑作

スペイン・カタルーニャのSSW、リア・サンパイ(Lia Sampai)がギタリスト/アレンジャーのアドリア・パジェス(Adrià Pagès)とともに作った2nd『Amagatalls de Llum』が素晴らしい。カタルーニャの歌手特有の繊細で圧倒的な歌唱表現力と、ガットギターの柔らかな響きが相まってなんとも深みのある味わいの音楽に。

  • 2022-05-08
  • 2022-05-08

カリブ×アメリカーナの才女レイラ・マッカラ、チェロもヴォーカルも深く美しい新譜

ハイチにルーツを持つ米国のSSW/マルチ弦楽器奏者のレイラ・マッカラ(Leyla McCalla)の新譜『Breaking the Thermometer』がリリースされた。ハイチ・クレオール語、フランス語、英語で歌われ、ハイチの伝統音楽やアメリカのジャズやフォークの影響がうかがえる、優雅さと素朴さを併せ持った独特の魅力を醸す。

  • 2022-05-07
  • 2022-05-07

天性のセンスを持ったイスラエルのSSW、アヴィヴ・ペックのデビューEP

イスラエルのSSW、アヴィヴ・ペック(Aviv Peck, ヘブライ語:אביב פק)が待望のデビューEP『אוסף ראשון』をリリースした。天性のメロディセンスと歌声を持ち、スタヴ・ゴールドベルグ(Stav Goldberg)の名盤『Songs』でもその可憐なヴォーカルを披露していた彼女の歌を堪能できる素敵な作品だ。

  • 2022-05-06
  • 2022-05-04

アフリカの“現在”を歌い続けるワスルの歌姫ウム・サンガレ、新譜『Timbuktu』リリース

マリのシンガーソングライター、ウム・サンガレ(Oumou Sangaré)が新譜『Timbuktu』をリリースした。コラに似た弦楽器カメレ・ンゴニや多数の打楽器などが躍動する作品で、マリ南部の伝統的なワスル音楽がロック、ブルースなどの影響を受け、彼女の力強さと包容力を兼ね備えた歌声とともに世界に響く。

  • 2022-05-05
  • 2022-05-03

デンマーク発、注目のオルタナ・フォーク・バンド Tone of Voice Orchestra

デンマークから面白いバンドが現れた。トーン・オブ・ヴォイス・オーケストラ(Tone of Voice Orchestra)は2018年に結成。4人のヴォーカリストに2人の打楽器奏者、フィドル、ハーディ・ガーディ/バグパイプ、サックス/フルート、そしてダブルベースという10人編成で北欧の伝統音楽やジャズ、欧米のフォークミュージックに影響されたサウンドを展開する。

  • 2022-05-02
  • 2022-05-02

ネオソウルを奏でるマルチジャズバンド・Moonchildが放つ甘美な果実、最新作『Starfruit』

南カリフォルニア大学在学中に結成された新世代ネオ・ソウルバンド、ムーンチャイルド(Moonchild)の最新作『Starfruit』が今年リリースされた。フロントマンであり紅一点のボーカル、アンバー・ナヴラン(Amber Navran)をはじめ、マックス・ブリック(Max Bryk)、アンドリス・マットソン(Andris Mattson)とメンバー全員がマルチプレイヤーであるムーンチャイルドの最新作は、心地よいメロウネスはそのままに、我々にまた新たな色を見せてくれる。

  • 2022-04-30
  • 2022-04-30

ブラジルとジャズを繋ぐ奇跡の歌姫フローラ・プリム、17年ぶりの新作『If You Will』

3月に80歳になったばかりのフローラ・プリムの2022年新譜『If You Will』。前作から実に17年ぶりだが、驚くことに歌も楽曲も全く翳りや衰えは感じられず、変わらずに“フローラ・プリム”としか言い表せない世界観が表現されている。「500 Miles High」などの名曲の再演も!

  • 2022-04-19
  • 2022-04-17

新進気鋭の女性ジャズアーティストが多数集う、ティエリー・マイヤールの野心的なプロジェクト

フランスのピアニスト/作曲家ティエリー・マイヤール(Thierry Maillard)の新譜『Caméléon』は、7名の女性ヴォーカリストを含む総勢17名のミュージシャンが参加した意欲的なアルバムだ。収録の楽曲群はいくつものレイヤーに重なる声と現代的なジャズのアンサンブルで、なかなかありそうでなかった個性的な内容。アレンジも変化に富み、変拍子の面白さや展開の妙が楽しめる。

  • 2022-04-18
  • 2023-10-29

反アパルトヘイトの象徴・歌姫ミリアム・マケバの功績を称えるSomi、音楽の役割の示唆に富む新譜

ルワンダとウガンダにルーツを持ち、人類学やアフリカン・アートの研究家としても知られるNYの歌手ソーミ(Somi)の新譜『Zenzile: The Reimagination of Miriam Makeba』は、“ママ・アフリカ”の愛称で知られる南アフリカの歌手ミリアム・マケバ(Zenzile Miriam Makeba, 1932 - 2008)を称える作品だ。