- 2020-12-14
- 2020-12-14
Jazzを軸に多彩な表現力が魅力!スペインを拠点に活動する多国籍バンド、VALMUZ
2019年にジョニー・ラデュカヌ国際ジャズフェスティヴァルで最優秀賞を獲得したスペインのジャズ/フュージョンバンド、ヴァルムス(Valmuz)がデビュー作『Three Days』をリリースした。
2019年にジョニー・ラデュカヌ国際ジャズフェスティヴァルで最優秀賞を獲得したスペインのジャズ/フュージョンバンド、ヴァルムス(Valmuz)がデビュー作『Three Days』をリリースした。
“パレスチナ初のジャズピアニスト”といわれるファラジュ・スレイマン(Faraj Suleiman)の新譜がリリースされた。タイトルは『Better Than Berlin』。“ベルリンよりはマシ”という何とも意味深な標題の今作は、全曲にイスラエル・ハイファ生まれのパレスチナ人作家/詩人/政治学者マジュド・カヤル(Majd Kayyal, 1990年生まれ)の詞をファラジ・スレイマン自身が歌う内容となっている。
ウクライナ出身のベーシスト/作曲家ハン・ベイリ(Han Beyli)は、現代的なジャズと、自身のルーツであるアゼルバイジャンの伝統音楽・ムガームを融合した音楽性が斬新だ。現在ニューヨークを拠点に活動しており、バンドはバークリー音楽大学の国際色豊かなミュージシャンで構成されている。
米国シカゴ郊外出身のマルチプレイヤー/作曲家、ダギー・スチュ(Dougie Stu, 本名:Douglas Stuart)の2020年新譜『Familiar Future』は、浮遊感のあるクールなサウンドが特徴的な現代ジャズの作品。ローズピアノを多用したタイトル曲の(2)「Familar Future」など、彼が敬愛するシカゴ出身の巨匠ラムゼイ・ルイスへのリスペクトが感じられる。
デンマーク出身のヴォーカリスト/作曲家のジャンヌ・マルク(Janne Mark)のACTレーベルからの新譜『Kontinent』。前作『Pilgrim』(2018年)同様にノルウェーの人気トランペッター、アルヴェ・ヘンリクセン(Arve Henriksen)がプロデュースし、演奏でも全面的に参加している北欧ジャズの要注目作品だ。
南アフリカ、エスワティニ(旧国名:スワジランド)、そしてドイツ出身のメンバーからなるネオソウル・ユニット、セバ・カープスタッド(Seba Kaapstad)の3rdとなる新譜『Konke』は、ネオソウル、ヒップホップ、ジャズがハイレベルに融合した注目の1枚だ。
米国の作曲家/マルチ奏者/シンガーのジョージア・アン・マルドロウ(Georgia Anne Muldrow)のプロジェクト、Jyontiによる新譜『Mama, You Can Bet!』。バンドサウンドのようだが、完全に彼女たったひとりの驚くべき“ジャズバンド”である。ジョージア・アン・マルドロウは5曲目でのサックス以外の全ての楽器、声をひとりで演奏し、特異な才能を見せつける。
前作『Belo Horizonte』でラテングラミー賞「Mejor Álbum Música Popular Brasileña」部門を受賞したトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)の新譜は、歌手バーバラ・カッシーニ(Barbara Casini)との親密なデュオアルバム『Viva Eu: As Canções Brasileiras de Novelli』。こちらもまた素晴らしい内容だった。
ブラジル音楽×サイケロックが好きな方にぜひ聴いてもらいたいのが、ルシアーノ・ファッシーニ(Luciano Faccini)をリーダーとするブラジルのバンド、イマ(ímã)のデビューアルバム『ímã de nove pontas』。パラナ州都クリチバの9人組。メンバーの多くが楽器を持ち替え、さらにヴォーカルも取るという興味深いバンドだ。
芸歴50年以上を誇るMPB巨匠トッキーニョ(Toquinho)が新譜をリリースした。アルバムタイトル『A Arte de Viver』は“生きる術”の意味。編成もアレンジも古き良き伝統的なサンバそのもので、目新しさは皆無だがブラジル音楽の真髄ともいうべき“サウダージ”が満載。ブラジル音楽ファンにとっては堪らない作品だろう。
イスラエルを代表するシンガーソングライターのロナ・ケナン(Rona Kenan, ヘブライ語:רונה קינן)の7枚目のアルバム『Light Sleeper』がリリースされた。これまでの作品とは異なり初めて全編英語で歌われる今作は、西洋のロックをベースとしながら随所にジューイッシュ/中東の音楽のエッセンスがまぶされた良質で洗練された作品に仕上がっている。
エリーダ・アルメイダの4枚目のアルバムとなる『Gerasonobu』(2020年)がリリースされた。より洗練された印象の今作だが、根底にあるのはカーボベルデの音楽に特徴的な郷愁感(ソダーデ)、そして彼女の過酷な人生から滲み出る歌の深みだ。曲調は洗練されつつも親しみやすいが、決して軽さはない。
芸歴40年を誇るミナスのベテランSSW/ギタリスト、ロブソン・サントス(Robson Santos)が、ミナスの幅広い世代のミュージシャンらと録音した新譜『Pleiópolis』が素晴らしい。多くのミナス音楽ファンに聴いてもらいたい傑作!
2017年のデビュー作『Âmago』が高く評価されたブラジル・ミナス出身のシンガーソングライター、オクタヴィオ・カルドーゾ(Octavio Cardozzo)待望の2枚目のスタジオアルバム!