- 2021-03-29
- 2021-12-23
ジャイルス・ピーターソン&ブルーイの新プロジェクト、STR4TA 始動。
UKジャズのキーマンであるジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)と、ジャズファンクを牽引してきたインコグニートのブルーイ(Jean-Paul 'Bluey' Maunick)の共同プロジェクトであるストラータ(STR4TA)がデビューアルバム『Aspects』をリリースした。
UKジャズのキーマンであるジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)と、ジャズファンクを牽引してきたインコグニートのブルーイ(Jean-Paul 'Bluey' Maunick)の共同プロジェクトであるストラータ(STR4TA)がデビューアルバム『Aspects』をリリースした。
活動開始以来、多くのシングルをリリースしながら全くアルバムを出す気配がなく、ファンをやきもきさせてきたパコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)がついにアルバムをリリースした。デビューアルバム『Dancemenco』はその殆どがシングルリリースされた作品という、いきなりのベストアルバム的な全20曲の構成。
ノガ・エレズ(Noga Erez)が待望のセカンドアルバム『Kids』をリリースした。本作では、ここ数年で次々と素晴らしいクオリティのシングルを発表し、既にカリスマ性を身に付け、2021年3月8日の国際女性デーに際してはApple Musicによって“時代をリードする女性たち”のひとりに選ばれた彼女のさらに進化した姿を世界に示す。おそらく、今年もっとも重要な作品となることは間違いないだろう。
共にアンゴラを代表する音楽家であるラッパーのプロディジオ(Prodigio)とSSWのパウロ・フローレス(Paulo Flores)の強力タッグが実現した『A Bênção e a Maldição』は、一切無駄のないシンプルさが素晴らしい傑作だ。
ブラジル系アメリカ人の歌手/作曲家/マルチ奏者のクラリス・アサド(Clarice Assad)の新譜『Archetypes』が、美しさと狂気に満ちた(もちろん褒めてる)素晴らしい作品だったので紹介したい。
元オホス・デ・ブルッホ(Ojos de Brujo)のカリスマ的ヴォーカリスト、マリーナ(Marinah)がソロ3作目となる待望の新作『HEROÍNAS』をリリースした。今作も後期Ojos de Brujoのサウンドを支えたトランペット奏者のカルロス・サルドゥイがプロデュースを担当。フラメンコを軸にラテン、ヒップホップ、ジャズなどのエッセンスが混ざり合うOjos de Brujoの延長線上とも言える、ファンには堪らない仕上がりになっている。
すっぽり包まれたくなるような、懐の深い歌声。バックコーラスでキャリアを築いた So が、大物ミュージシャンとの共演で磨いた音楽性に彼女独自の世界観をプラスした全作オリジナルのEP『Joy § Peines』は、何度も繰り返し聴きたくなる名盤。
スペインの鬼才作曲家/ピアニストのクララ・ペーヤ(Clara Peya)。フェミニストを自称するが、もはや彼女自身は性別を超越した存在のようにも思える。どこか物哀しく、なにかを訴え続けるように響くピアノ。ミュージック・ヴィデオ(MV)では鬼気迫るダンスの表現。それは2021年の新譜『Perifèria』でも変わらない。
イスラエルのピアニスト/作曲家/プロデューサーのオメル・クリンゲル(Omer Kringel)の2020年作『Okan Project』が素晴らしい。7ヵ国から総勢60名のミュージシャンが参加、驚くほど彩豊かな最高のラテン・ミュージックを作り上げた。
英国の多国籍ジャズ・コレクティヴ、ヌビヤン・ツイスト(Nubiyan Twist)新譜『Freedom Fables』は超強力なアフロジャズ・ミクスチャー。多くのゲストがフィーチュアされており、これまで以上に色彩豊かな作品に仕上がっている。素晴らしい!
ブラジル・サンパウロ州に2000年に生まれたSSW/ギタリストのルアン・カルボナリ(Luan Carbonari)。デビューEP『Quando Parei de Contar Segredos (Acústico)』はブラジル音楽の長い歴史の中で育まれた音楽の遺伝子と、アルゼンチンのネオ・フォルクローレにも通じる豊かな感性で紡がれた素敵な作品。
イスラエルの良質なJazz/ネオソウルのレーベル、Raw Tapes より、アヴィシャイ・コーエン・トリオで活躍したピアニスト/作曲家のニタイ・ハーシュコヴィッツ(Nitai Hershkovits)と、バターリング・トリオのヴォーカル/作曲家ケレンダン(KerenDun)のデュオ作が登場。
米国のシンガー、グレッチェン・パーラト(Gretchen Parlato)の新譜の新譜『Flor(花)』は母性の比喩でもある。出産と育児のためしばらく自身のアルバム制作からは遠ざかっていたグレッチェン・パーラトだが、この稀代のシンガーの復帰作は母親という新たな立場になったことで視点が変化した彼女からの最高の贈り物だ。彼女の歌と音楽は、あらゆる生命の存在を肯定する優しい包容力に満ちている。
ピンハス&サンズ(Pinhas & Sons)にもゲスト参加しその圧倒的な存在感を放っていたイスラエルのSSW/ギタリスト、ガイ・マジグ(Guy Mazig)が新作をリリースした。アルバムタイトルは「The newer black」の意味で、彼らしいセンス抜群でエネルギッシュなロックに、ファンクやソウル、ヒップホップといったブラックミュージックを組み合わせた良曲が満載の贅沢なアルバムになっている。