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Flamenco

  • 2022-05-29
  • 2022-05-29

トルコ新世代歌手エリフ・サンチェス、世界観を拡げる中東×スパニッシュな新譜『Mi Voz』

2021年にアルバム『Elif Sanchez』でデビューしたばかりのトルコ出身のヴォーカリスト/オーボエ奏者エリフ・サンチェスの新作『Mi Voz』が早くも届いた。中東・東欧のフォークミュージックをベースにした前作からすると、今作は驚くほどスペインのフランメンコに寄せられており大きく音楽的な変貌を遂げている。

  • 2021-12-12
  • 2021-12-03

フラメンコ・ピアノの新星チコ・ペレス、輝きを増した2nd『Continente 27』

2019年のデビュー作が最高のフラメンコ・アルバムのひとつと絶賛されたスペインの若手ピアニスト/作曲家、チコ・ペレス(Chico Pérez)の2作目となる新譜『Continente 27』。ピアノを主役にした彼の音楽は伝統に則りながらも確かな現代性と個性で新たなフラメンコ音楽の可能性の扉を開く。

  • 2021-09-20
  • 2021-09-20

スペイン発、“神の世界”を名乗る男女デュオ「Mundo Divino」デビューアルバム

デビューシングル「Loca」を聴いて気になっていたスペインの二人組バンド、ムンド・ディヴィーノ(Mundo Divino)が、待望のデビューアルバム『En el mismo reloj』をリリースした。ギターやフレットレスベース、カリンバなどを担当するエルカリンベロ(elcalimbero)と、ヴォーカルのマリア・デル・タンゴ(Maria del Tango)の二人組。

  • 2021-09-12
  • 2023-03-24

激情のフラメンコ・ピアノトリオ作『Al Toque』

スペインのベーシスト/作曲家、パブロ・マルティン・カミネロ(Pablo Martín Caminero)がリーダーを務める『Al Toque』は、フラメンコに欠かせないギターを排し、ピアノ、コントラバス、パーカッションのピアノトリオで演奏された興味深いフラメンコ作品だ。

  • 2021-03-26
  • 2021-10-01

EDM×フラメンコギター。話題のパコ・ヴェルサイユ、待望のデビューアルバム

活動開始以来、多くのシングルをリリースしながら全くアルバムを出す気配がなく、ファンをやきもきさせてきたパコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)がついにアルバムをリリースした。デビューアルバム『Dancemenco』はその殆どがシングルリリースされた作品という、いきなりのベストアルバム的な全20曲の構成。

  • 2021-03-22
  • 2021-10-01

元Ojos de Brujoのマリーナ、多彩なゲストが参加した2021年新譜

元オホス・デ・ブルッホ(Ojos de Brujo)のカリスマ的ヴォーカリスト、マリーナ(Marinah)がソロ3作目となる待望の新作『HEROÍNAS』をリリースした。今作も後期Ojos de Brujoのサウンドを支えたトランペット奏者のカルロス・サルドゥイがプロデュースを担当。フラメンコを軸にラテン、ヒップホップ、ジャズなどのエッセンスが混ざり合うOjos de Brujoの延長線上とも言える、ファンには堪らない仕上がりになっている。

  • 2020-12-19
  • 2020-12-19

イスラエルの若きフラメンコ・ギタリスト、夢の中をたゆたう待望の2nd

イスラエル出身のフラメンコ・ギタリスト/作曲家のイダン・バラス(Idan Balas)の2ndアルバム『Dreams in Transition』。バンドのコアメンバーには人気ピアニスト、シャイ・マエストロの実妹でベーシストのガル・マエストロ(Gal Maestro)、イスラエルを代表するパーカッション奏者のイタマール・ドアリ(Itamar Doari)を迎え、さらにフラメンコの本場スペインの歌手なども参加した本格的なコンテンポラリー・フラメンコの作品に仕上がっている。

  • 2020-12-05
  • 2020-12-05

ラテン・グラミー賞受賞!アントニオ・レイ、フラメンコギター王道を行く傑作

第21回ラテン・グラミー賞「ベスト・フラメンコ・アルバム」受賞!スペインのギタリスト/作曲家、アントニオ・レイ(Antonio Rey)の2020年作『Flamenco Sin Fronteras』。5枚目のフルアルバムとなる今作はコンテンポラリー・フラメンコの王道的な作品で、オリジナルの全9曲で見事なギター・テクニックと音楽性に魅了される。

  • 2020-11-02
  • 2020-11-02

「家のTVが壊れたおかげで上手くなった」比類なき超絶フラメンコ・ギタリスト、エル・アミール

コロンビア人の母とパレスチナ人の父親のもと、1975年の西ドイツ(当時)に生まれ、1997年からはスペインを拠点に活動を続けているフラメンコ・ギタリスト、エル・アミール(El Amir)ことアミール・ジョン・ハダッド(Amir John Haddad)が放つ最新作『Andalucía』。いま聴いておきたいコンテンポラリー・フラメンコの傑作で、とにかく早く正確無比なギターのテクニックと、豊かな音楽的叙情が楽しめる作品だ。

  • 2020-09-13
  • 2024-04-14

卓越した西ギタリスト、ホセ・アントニオ・ロドリゲス。多様な魅力が凝縮された新譜

スペイン・コルドバ出身のギタリスト/作曲家ホセ・アントニオ・ロドリゲスの新譜『McCadden Place』は、各国から多数のゲストを迎え、フラメンコを軸に多様な表現を試みた、近年の充実するコンテンポラリー・フラメンコシーンの中でも相当にクオリティが高い一枚だ。優れたオリジナル曲も、センスの良い選曲のカヴァーもバランス良く収録し、彼の卓越したギター演奏も存分に堪能できる内容になっている。

  • 2020-09-05
  • 2020-09-05

スティーヴィー・ワンダーのカヴァーも秀逸なホセ・カルロス・ゴメス新譜

コンテンポラリー・フラメンコを代表するスペインのギタリスト/作曲家、ホセ・カルロス・ゴメス(José Carlos Gómez)。多様な作風で知られる彼だが、2020年の新譜『Calle Santa Ana』は広く絶賛された2016年作『Origen』でのフラメンコ路線をより現代的に発展させた内容で、スティーヴィー・ワンダーの名曲もカヴァーするなど訴求力も十二分だ。