CATEGORY

Latin Jazz

  • 2022-08-30
  • 2022-08-29

ラテンアメリカの歴史と伝統を未来につなぐ。プエルトリコ出身サックス奏者ミゲル・ゼノン新譜

プエルトリコ出身のアルトサックス奏者/作曲家ミゲル・ゼノン(Miguel Zenón)の新譜『Música De Las Américas』がリリースされた。タイトルやジャケットに示されているとおりアメリカ大陸の歴史が紡いできた様々な物語にインスパイアされており、ラテンアメリカの多様な文化への敬意を表明した作品となっている。

  • 2022-06-27
  • 2022-09-19

故郷キューバへの憧憬も滲む気鋭ピアニスト、マーティン・ベヘラーノ新譜『#CubanAmerican』

キューバ系アメリカ人のピアニスト/作曲家、マーティン・ベヘラーノ(Martin Bejerano)『#CubanAmerican』がリリースされた。自身のルーツを辿りながら、現代的なサウンドプロダクションもしっかりと取り入れた、多様化する現在のジャズシーンのラテンサイドからの好作だ。

  • 2022-06-08
  • 2022-06-05

フラメンコ/ブラジル音楽/ジャズを繋ぐ巨匠たちの至上のセッション。ゲストにマイケル・リーグ

プログレを原点とし、ジャズやフラメンコなど幅広いスタイルで活躍するスペインのピアニスト/作曲家チャノ・ドミンゲス(Chano Dominguez)、ペルーの楽器カホンを初めてフラメンコの世界に持ち込んだブラジルの打楽器奏者ルベン・ダンタス(Rubem Dantas)、ブラジルの天才的バンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)というレジェンド級の3人が集い、誕生したアルバム『Chabem』。

  • 2022-06-07
  • 2022-06-07

アフロ・キューバン・ジャズの伝承を担うサックス奏者カルロス・アベルホフJr.『Together』

ラテンジャズの中心的存在となっているキューバのサックス奏者、カルロス・アベルホフ・フニオール(Carlos Averhoff Jr.)が偉大な父に捧げた新譜『Together』をリリースした。チューチョ・バルデスやオラシオ・エルナンデスらラテンジャズ界隈のミュージシャンが多数参加し、豪勢なアルバムとなっている。

  • 2022-05-25
  • 2022-05-23

グアドループ出身の女性ピアノ奏者クレリア・アブラハム、確かな技巧でルーツに迫るデビュー作

兄妹バンド、アブラハム・レユニオン(Abraham Réunion)でピアノやコーラスを担当していたグアドループ出身のクレリア・アブラハム(Clélya Abraham)がソロデビュー作『La source』をリリースした。明るい音色と確かなテクニックのピアノのほか、数曲でヴォイスも聴かせる。

  • 2021-12-01
  • 2021-11-30

占星術にインスパイアされた無国籍ジャズ・フルート、イタイ・クリス新譜

フルート奏者、イタイ・クリス(Itai Kriss)の新譜 『Supermoon』は、プエルトリコ、イスラエル、キューバ、米国という多国籍バンドで作り上げたジャズ作品。宇宙や占星術にインスパイアされたということでスピリチュアルな響きも持つが、軽やかに舞うフルートやパーカッションをサウンドの中心としたラテン感覚がベースとなっており、創造的で面白い。

  • 2021-11-09
  • 2021-12-26

仏サックス奏者サミー・ティボー、キューバ名手揃いのラテンジャズ三部作完結編

フランスのテナーサックス奏者サミー・ティボー(Samy Thiébault)新譜『Awé !』。カリブ海周辺音楽のルーツを探究する『Caribbean Stories』、交響楽団を率いインド音楽の精神世界との融合を試みた壮大な『Symphonic Tales』に続く、ラテンジャズのソロプロジェクト三部作の集大成となる作品。

  • 2021-11-08
  • 2021-11-08

イリアーヌがチック・コリア、チューチョ・バルデスと夢の共演!傑作ピアノデュオ新譜

ブラジル出身のジャズピアニスト/歌手のイリアーヌ・イリアス(Eliane Elias)新譜『Mirror Mirror』は、なんとチック・コリア(Chick Corea)が4曲、チューチョ・バルデス(Chucho Valdés)が3曲をイリアーヌと共に演奏したピアノ・デュオアルバム!タイトル通り、鏡合わせに向かい合ってピアノを演奏する二人の想像力と創造力が反射し共鳴し合う、ジャズピアノ好きには堪らない作品だ。

  • 2021-10-26
  • 2021-10-25

オマール・ソーサ&セク・ケイタ、パンデミック後の世界への希望を奏でる新譜

キューバのピアニスト、オマール・ソーサ(Omar Sosa)とセネガルのコラ奏者セク・ケイタ(Seckou Keita)が再び共演。ロックダウン中に制作された新譜『Suba』のタイトルはセク・ケイタの母国語であるマンディンカ語で「日の出」を意味し、パンデミック後の新しい世界への希望の願いが込められているとのこと。

  • 2021-06-08
  • 2021-06-07

超絶ハープ奏者エドマール・カスタネーダ、家族をテーマにしたラテンジャズ新譜

上原ひろみやヤマンドゥ・コスタとの共演などで知られるコロンビア出身の超絶技巧のアルパ奏者、エドマール・カスタネーダ(Edmar Castaneda)が新譜『Family』をリリースした。タイトル通り、ヴォーカリストの妻や二人の子供もコーラスで参加したヴィジュアル的には家庭的な作品だが、ジャズやファンクやタンゴなどを自在にブレンドし超絶技巧で仕上げた音楽には現代ジャズらしい独特の緊張感が漂う。

  • 2021-03-05
  • 2022-01-15

トロピカルジャズ新世代の旗手セドリック・デュシュマン

フランス海外県レユニオン出身のピアニスト/作曲家、セドリック・デュシュマン(Cédric Duchemann)のソロデビュー作『Tropicalism』はクレオール・ジャズの近年の良盤だ。レユニオンの伝統楽器のサウンドも取り入れた爽快なジャズで、完成度はとても高い。