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2019

  • 2020-04-29
  • 2020-09-04

ピアノ&ドラムの大傑作!欧州ジャズの伝統と革新を兼ね備えた最強デュオ作品

ポーランドのピアニスト、ヴラディスラフ・センデツキ(Vladyslav Sendecki)とドイツのドラマー、ユルゲン・シュピーゲル(Jürgen Spiegel)のデュオによる『Two in the Mirror』は、ピアノとドラムスのみという珍しい編成だが斬新な感覚と静かな感動のある知られざる傑作だ。

  • 2020-04-25
  • 2020-04-26

美しいジャズヴァイオリンで、魔法のように上質なひとときを。

ジョアン・チャモロ主宰のサン・アンドリュー・ジャズバンドから、素敵なヴァイオリン奏者が現れた。彼女の名はエリア・バスティーダ(Elia Bastida)。ジョアン・チャモロとの共同名義の2019年作『The Magic Sound of the Violin』では、クラシックの確かなテクニックとジャズの即興性、スウィングの陽気さが組み合わさった楽しく美しい音楽を聴かせてくれる。

  • 2020-04-15
  • 2023-09-05

エルメート・パスコアルの音楽のDNAを受け継ぐ女、カロル・パネッシという驚くべき才能

作編曲にヴァイオリン、フリューゲルホルン、ピアノ、さらには歌もこなすブラジルの才女カロル・パネージ(Carol Panesi)の2nd『Em Expansão』は、サンバ、フォホー、フレーヴォ、ショーロといったブラジルの伝統音楽を贅沢にブレンドした最高オブ最高なジャズ作品だ。

  • 2020-04-12
  • 2022-05-08

ブラジル音楽の良心の結晶のような“ピアノと声”。豊かな心で毎日を過ごすための音楽

美しい音楽は気分が滅入ってしまいそうな毎日に確かな癒しをもたらしてくれる。ピアニスト/作曲家、サロマォン・ソアレス(Salomão Soares)と歌手ヴァネッサ・モレーノ(Vanessa Moreno)による2019年作『Chão de Flutuar』は、ピアノと声だけのこの上なく美しい音世界に浸れる傑作だ。

  • 2020-04-12
  • 2020-04-11

静かな夜に聴きたい、南米+北欧の詩的なギタートリオ

南米アルゼンチンのギタリスト、ホセ・サルーシと同じくアルゼンチンのベーシスト、フアン・フラッキに、デンマークのドラマー、ウルリック・ビスガアルドが加わった極上のギタートリオ作品『Lugar』。このメンバーでは初めての録音とのことだが、アルゼンチンと北欧音楽に共通する叙情性がギタートリオという小編成の中で見事に結実した素晴らしい音楽だ。

  • 2020-04-11
  • 2020-04-11

狂気のシャアビ×フリージャズ!エジプト・カイロ発の鬼才モーリス・ルカ『Elephantine』

モーリス・ルカ(Maurice Louca)の2019年作『Elephantine』。エレクトロ・アコースティック・シャアビと高く評された前作とは変わり、今作では大編成バンドでの生演奏のみの路線へ。だが音のクレイジーさは相変わらずで、アコースティック楽器が主体となった分、むしろより一層の本質的な狂気を感じる内容になっている。

  • 2020-04-05
  • 2023-09-19

南欧/南米の名曲が繋ぐ家族の絆。母娘デュオが奏でる素敵すぎる音楽の贈り物

『Imagina』はスペイン・カタルーニャの卓越した女性クラシックギタリスト、エリザベト・ローマ(Elisabeth Roma)と、その娘でトロンボーン奏者/シンガーのリタ・パイエス(Rita Payes)の母娘による美しいデュオアルバム。カタルーニャ語の伝統曲からボサノヴァ、ラテン音楽といった彼女たちが日常の中で親しみ歌ってきた曲を、親子ならではの愛情に満ちた親密な演奏で届けてくれた。

  • 2020-03-21
  • 2020-03-21

世界各地からサンパウロに集った移民たちが繰り広げる音楽の坩堝『OMRefugi』

中国、コンゴ、キューバ、フランス、ギニア、イラン、パレスチナ、シリア、チュニジアといった国々からの移民がブラジル・サンパウロで結成したバンド、オルケストラ・ムンダーナ・ヘフジ。2019年作『Caravana Refugi』では、洗練されたブラジル音楽をベースに各国の音楽文化が雑多に混じり合ったユニークな音楽を聴くことができる。

  • 2020-03-10
  • 2024-09-23

ラテンジャズをあらゆる方向に拡張するロベルト・フォンセカ新譜『Yesun』

あらゆる音楽を吸収し、ラテン音楽を前進させるアフロ・キューバン・ジャズを代表するピアニスト、ロベルト・フォンセカ(Roberto Fonseca)の通算9枚目となる2019年作『Yesun』はとてもラテンジャズを基調としつつ、他ジャンルを積極的に取り入れてきた彼らしいバリエーション豊かな快作。