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アフリカ音楽

  • 2021-11-17
  • 2021-11-17

ンビラの存在際立つ、アフリカ×北欧の強烈なミクスチャーバンド「Monoswezi」

国籍を超えたミクスチャー音楽集団、モノスウェージ(Monoswezi)が新譜『Shanu』をリリースした。ジンバブエ出身のホープ・マシケ(Hope Masike)の声とンビラを中心に、北欧メンバーのアイディアを加えたチャレンジングなバンド。今作『Shanu』では電子音も適度に導入し新たな進化を見せる。

  • 2021-10-26
  • 2021-10-25

オマール・ソーサ&セク・ケイタ、パンデミック後の世界への希望を奏でる新譜

キューバのピアニスト、オマール・ソーサ(Omar Sosa)とセネガルのコラ奏者セク・ケイタ(Seckou Keita)が再び共演。ロックダウン中に制作された新譜『Suba』のタイトルはセク・ケイタの母国語であるマンディンカ語で「日の出」を意味し、パンデミック後の新しい世界への希望の願いが込められているとのこと。

  • 2021-10-20
  • 2021-10-19

カーボベルデの“黄金の歌声”、ルシベラ(Lucibela)のデビュー作

ルシベラ(Lucibela)は、ここ数年聴いた女性歌手の中でもっとも美しい声の持ち主かもしれない。海外のメディアでは彼女を称して“黄金の声”、“世界が待ち望んだセザリア・エヴォラの再来”などと最大級の賛辞を送っているが、これに異論を唱える者はいないだろう。

  • 2021-10-10
  • 2021-10-09

マイケル・リーグがプロデュース!偉大なペルー歌手スサーナ・バカ新譜

ペルーのディーヴァ、スサーナ・バカ(Susana Baca)の新譜『Palabras Urgentes』は、プロデュース/アレンジメントはスナーキー・パピーのマイケル・リーグ(Michael League)が務めていることでも話題になりそうな作品だ。深く丁寧に紡がれる音楽は、ゆったりとした時間の流れを約束してくれる。

  • 2021-08-05
  • 2021-08-05

アルゼンチンのSSWミラグロス・マホ、“風流”をテーマにした心安らぐポップ・フォーク

前作『Manos de Cielo』(2017年)が絶賛されたアルゼンチンのシンガーソングライター、ミラグロス・マホ(Milagros Majó)の4年ぶりの新譜『Füryü』。タイトルは文字通り日本語の「風流」に由来しており、アルバム一枚を通して心安らぐ良質なポップ・フォークに仕上がっている。

  • 2021-07-24
  • 2021-10-01

スーパートリオによる現代グナワ・ジャズの到達点『Assala』

モロッコのゲンブリ奏者/シンガーのメディ・ナスリ(Mehdi Nassouli)と、イスラエルのピアニストオムリ・モール(Omri Mor)、そしてアルジェリア出身ドラマーのカリム・ジアド(Karim Ziad)のトリオによる『Assala』は、近年世界中の音楽家や愛好家から注目を浴びるグナワ音楽と、現代ジャズの最高峰のハイブリッドな驚くべき作品だ。

  • 2021-07-08
  • 2021-10-01

アフリカン・パーカッションの革命児ベン・エイロン、7年の制作期間を経て放つ集大成

独自のハイブリッドなアフリカン・パーカッション奏法を確立し、セネガルなど西アフリカで人気を確立するイスラエル出身のパーカッション/ハラム奏者のベン・エイロン(Ben Aylon)の集大成的なアルバム『Xalam』がリリースされた。変幻自在で複合的なリズムの中でいくつもの打楽器が折り重なり、弦のバズ音も魅力的なプリミティヴなハラムの響きも素晴らしい傑作だ。

  • 2021-06-05
  • 2021-06-05

ドイツの新進女性ジャズ作曲家ファビア・マントウィル、息を呑む壮大なラージアンサンブル

ドイツ・ベルリン生まれの作曲家/サックス奏者/シンガーのファビア・マントウィル(Fabia Mantwill)が、自身の管弦楽団を率いて初のアルバム 『Em.Perience』を発表した。ジャズ・オーケストラと西洋のクラシック音楽に根ざしつつ、アフリカの伝統音楽にも強く感化された壮大な作品で、カート・ローゼンウィンケルやニルス・ラングレンも参加している。

  • 2021-05-07
  • 2021-10-01

心揺さぶるセンバの巨匠パウロ・フローレス、アンゴラ独立45周年を祝う新譜

勇壮なアフリカのリズムと旋律、ブラジル音楽をも思わせるサウダーデ(郷愁)、おおらかな優しさを持つ声が一体となった極上のアフリカン・ポップスがここにある。アフリカ南西部に位置するアンゴラ共和国を代表するシンガーソングライター、パウロ・フローレス(Paulo Flores)の新譜『Independência』。

  • 2021-04-10
  • 2021-10-25

幽玄なコラの響き、盟友たちと奏でる大地の音楽。バラケ・シソコ『Djourou』

マリのコラ奏者バラケ・シソコ(Ballaké Sissoko)の新譜『Djourou』は、ハープやギターの原型とも言われる西アフリカの弦楽器コラの幽玄な響きがどこまでも美しい、マスターピース的な作品だ。パーカッション類を用いず、後述するゲストが奏でる楽器を除けば全てバラケ・シソコのコラのみというスピリチュアルな音楽は、この世の希望や嘆き、生きることの喜びや哀しみの全てを表現していると言っても過言ではないように、とにかく美しく深く聴こえる。