- 2022-05-06
- 2022-05-04
アフリカの“現在”を歌い続けるワスルの歌姫ウム・サンガレ、新譜『Timbuktu』リリース
マリのシンガーソングライター、ウム・サンガレ(Oumou Sangaré)が新譜『Timbuktu』をリリースした。コラに似た弦楽器カメレ・ンゴニや多数の打楽器などが躍動する作品で、マリ南部の伝統的なワスル音楽がロック、ブルースなどの影響を受け、彼女の力強さと包容力を兼ね備えた歌声とともに世界に響く。
マリのシンガーソングライター、ウム・サンガレ(Oumou Sangaré)が新譜『Timbuktu』をリリースした。コラに似た弦楽器カメレ・ンゴニや多数の打楽器などが躍動する作品で、マリ南部の伝統的なワスル音楽がロック、ブルースなどの影響を受け、彼女の力強さと包容力を兼ね備えた歌声とともに世界に響く。
ルワンダとウガンダにルーツを持ち、人類学やアフリカン・アートの研究家としても知られるNYの歌手ソーミ(Somi)の新譜『Zenzile: The Reimagination of Miriam Makeba』は、“ママ・アフリカ”の愛称で知られる南アフリカの歌手ミリアム・マケバ(Zenzile Miriam Makeba, 1932 - 2008)を称える作品だ。
2022年2月25日、ロバート・グラスパーの最新作「Black Radio Ⅲ」の発表に湧き立つ裏で、もう一つシーンにおいて重要な作品がリリースされていたことをご存知だろうか。2020年にBlue Note と契約後、EPやプロジェクト作を経て、初のメジャー作となったブルー・ラブ・ビーツ(Blue Lab Beats)の『Motherland Jorney』は、その名の通り、彼らの音の実験室に迷い込んだような、ジャンルの垣根を超えたビートに満ち溢れていた。
アンゴラ出身、フランスでブラジル音楽グループSom Brasilのヴォーカリストとしても活躍した女性シンガー、ルシア・ヂ・カルヴァーリョ(Lucia De Carvalho)の3rdアルバム『Pwanga』がリリースされた。
アフリカ音楽をするフランスのギタリスト/作曲家/プロデューサー、ヨアン・ル・フェラン(Yohann Le Ferrand)が制作に10年以上を費やしてきた作品『Yeko』がEPとしてリリースされた。ジャンルに捉われずマリの様々なミュージシャンがクレジットされており、モダンなサウンドの中に伝統が織り込まれた驚くべき作品に仕上がっている。
南アフリカ・ダーバンを拠点とする気鋭のピアニスト、スィブスィソ・マシロアネ(Sibusiso "Mash" Mashiloane)の新譜『Music from My People』は、ソロピアノで録音された前作『Ihubo Labomdabu』から打って変わり、ヴォーカリストを含む総勢17名のミュージシャンを迎えて制作された豪華な作品となった。
若くして、その才を世界に見せつけた天才。それが「神童」の定義だとするのならば、ここにもう一人の「神童」をご紹介したい。英国出身のマルチアーティスト、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)。奇しくも大谷・羽生と同じ27才もまた、世界に大きく羽ばたこうとしている。ここではコリアーの作品の中でも最もワールドミュージックの色濃い2019年作『Djesse Vol.2』(ジェシーVol.2)をご紹介したい。
イスラエル・テルアビブを拠点に活動するベーシスト/ゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)がアコースティックなジャズ・クインテット作『Nuff Headlines』に続きリリースした『Reclusive Rituals』は、感度抜群のエレクトロジャズ×グナワミュージックだ。
スペインを拠点に活動するアフロビート・バンド、オグン・アフロビート(Ogún Afrobeat)の『Unite』は、強力な音楽のエネルギーに満ちた一枚。ナイジェリア、キューバ、コロンビア、スペインそしてイタリアから集った10人が繰り広げる魔法のような一大セッション。
国籍を超えたミクスチャー音楽集団、モノスウェージ(Monoswezi)が新譜『Shanu』をリリースした。ジンバブエ出身のホープ・マシケ(Hope Masike)の声とンビラを中心に、北欧メンバーのアイディアを加えたチャレンジングなバンド。今作『Shanu』では電子音も適度に導入し新たな進化を見せる。
ハンガリー生まれのマルチ奏者/プロデューサーのサボルチ・ボグナール(Szabolcs Bognár)のプロジェクト、Àbáse の1stアルバム『Laroyê』は西アフリカ音楽、南米音楽、ネオソウル、ジャズなどが混合した斬新なリズムとハーモニーがかつてなく魅力的な作品だ。
クレオール文化が生んだ大西洋の島国カーボベルデの魅惑の音楽「モルナ」。まるでカーボベルデに文化と恵みをもたらした海のように、あるいは彼女らの人生そのもののように、深く美しい歌姫たちの歌声をお楽しみください。
これは英国産アフリカン・ジャズの傑作!バリマヤ・プロジェクト(Balimaya Project)のデビュー作『Wolo So』はジャンベやトーキングドラム、バラフォン、コラなどのアフリカの楽器群にブラス隊が交わった大迫力のサウンドで聴くものを大興奮の渦に巻き込む。
キューバのピアニスト、オマール・ソーサ(Omar Sosa)とセネガルのコラ奏者セク・ケイタ(Seckou Keita)が再び共演。ロックダウン中に制作された新譜『Suba』のタイトルはセク・ケイタの母国語であるマンディンカ語で「日の出」を意味し、パンデミック後の新しい世界への希望の願いが込められているとのこと。