- 2023-06-16
- 2024-07-21
圧倒的な完成度!ブラジル出身・スペイン在住SSWペドロ・ホーザ、詩的な世界観のデビュー作
ブラジル・サンパウロに生まれ、15年以上スペインに住んでいるシンガーソングライター、ペドロ・ホーザ(Pedro Rosa)がその長い音楽の道のりを披露するデビュー作『Midnight Alvorada』をリリースした。デビュー作とは思えない圧倒的な完成度で、詩的かつ文化的なブラジル音楽の素晴らしさを凝縮した作品に仕上がっている。
ブラジル・サンパウロに生まれ、15年以上スペインに住んでいるシンガーソングライター、ペドロ・ホーザ(Pedro Rosa)がその長い音楽の道のりを披露するデビュー作『Midnight Alvorada』をリリースした。デビュー作とは思えない圧倒的な完成度で、詩的かつ文化的なブラジル音楽の素晴らしさを凝縮した作品に仕上がっている。
2017年に「Trem-Bala」が大ヒットし一躍スターとなったブラジルのSSW、アナ・ヴィレラ(Ana Vilela)が4年ぶりとなる3rdアルバム『Melhor Que Ontem』をリリースした。ブラジル中を虜にした柔らかく繊細な声はそのままに、今作はブラス隊もフィーチュアし従来よりも幾分ファンク寄りのバンドサウンドを展開。類稀なソングライティングが光る傑作に仕上がっている。
世界的にも稀な超絶技巧を持ちながら、それに浴せず高度な芸術性や音楽性を兼ね備えたブラジルのベーシスト/作曲家ミシェル・ピポキーニャ(Michael Pipoquinha)の新作 『Um Novo Tom』が登場した。多彩なゲストが参加し、すべての曲がミシェルのオリジナルで演奏時間もすべて5分以上、さらに8分以上の曲も6曲あるなど量も質も充実した一枚となっている。
近年クラシック絡みのプロジェクトが多くなっていたブラジルを代表するピアニストのアンドレ・メマーリ(André Mehmari)が、久々にジャズアルバムをリリースした。タイトルは『Choros e Pianos』。その名の通りブラジルのショーロに影響を受けたオリジナル曲集で、基本的にピアノトリオを軸とした編成の作品となっている。
クラウヂオ・ジョルジ(Cláudio Jorge)とギンガ(Guinga)。ブラジル音楽界における二人の個性的な実力者によるデュオ・アルバム『Farinha do Mesmo Saco』が登場した。ともにリオデジャネイロ出身、年齢もほぼ同じ二人は50年ほど前、ジョアン・ノゲイラのアンサンブルで知り合ったが、その共演はごく短いもので、以来二人が切望していた再会と共演がついに叶った形の作品だ。
カエターノ・ヴェローゾとのデュオ・アルバム『Caetano Veloso & Ivan Sacerdote』で一躍その名を知られることになったクラリネット奏者イヴァン・サセルドーチ(Ivan Sacerdote)が、 長年デュオを組むギタリストのフェリピ・ゲヂス(Felipe Guedes)と作ったアルバム『Festival de Jazz do Capão 2021』。
ボサノヴァの創始者であり、サンバの再発明者。ブラジルが生んだ“神様”ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)の未発表ライヴ音源を2枚組アルバムにまとめた『Relicário: João Gilberto (Live at Sesc 1998) 』がリリースされた。延々とリピート再生し、空間が彼の歌とギターで満たされると、あらためて彼の音楽は彼以外の何者にも真似することのできない唯一無二のものなのだと強く思う。
南インド出身の歌手/作曲家/ダブルベース奏者/学者のガナーヴィヤ(Ganavya)と、ブラジル出身のギター/ベース奏者/作曲家ムニール・オッスン(Munir Hossn)。異なる文化的背景を持ちながら、ともに国際的に注目される二人のアーティストによる初のデュオアルバム『Sister, Idea』は、余計なものを一切排除しつつもそれぞれの類稀な感性と圧倒的な技術で相当に深みのある音楽作品となっている。
ブラジル・リオデジャネイロ出身の多才な芸術家、A NiNのデビュー作。ジルベルト・ジルやアントニオ・カルロス・ジョビンなどの楽曲を中心に、ブラジルの音楽文化の魅力に迫る至極のカヴァー曲集。
共にブラジルに生まれ、故郷の音楽に深く根差しつつ米国でジャズを軸に活動する二人のギタリスト、シコ・ピニェイロ(Chico Pinheiro)とホメロ・ルバンボ(Romero Lubambo)。20歳ほどの歳の差がありつつも共通点のある天才的な二人による初めてのデュオアルバム『Two Brothers』がリリースされた。
所属するグループ、バラ・デゼージョ(Bala Desejo)のデビュー作『SIM SIM SIM』が「2022年ブラジル・ディスク大賞」に輝き注目を集めたブラジル・リオデジャネイロ出身のシンガーソングライター、ジュリア・メストリ(Julia Mestre)が第二作目となるソロアルバム『ARREPIADA』をリリース!ブラジルらしい多様なリズムに少しアンニュイな声、穏やかで繊細ながら随所にエッジの効いたサウンドはBala Desejoにも引けを取らない。
パウリーニョ・ダ・ヴィオラのバンドで活躍したブラジルのサックス/フルート奏者マリオ・セヴィ(Mário Sève)による、珠玉のパウリーニョ・ダ・ヴィオラ曲集『Ouvindo Paulinho da Viola』。今作は1942年11月生まれのパウリーニョの80歳を祝うもので、2曲の未発表曲──(4)「Carinhosa」(パウリーニョとマリオ・セヴィの共作曲)と(8)「Chuva Grossa Molha Mesmo」が含まれている。
ブラジルを代表するバンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)が、ドラマーのチアゴ・ハベーロ(Thiago Rabello)とピアニストのサロマォン・ソアレス(Salomão Soares)とのトリオで作り上げた新譜『Flying Chicken』は、ショーロの香りを残しながらもNYを中心とする現代ジャズに大きく寄せた楽曲や、3人の超絶技巧が堪能できるアルバムだ。
現代ブラジル屈指のシンガーソングライター、ヴァネッサ・モレーノ(Vanessa Moreno)の2023年新譜『SOLAR』。オーガニックでソウルフルな声の魅力、持ち前の超絶技巧的なスキャットをジャジーなバンド・アンサンブルに乗せた極上のブラジル音楽だ。