- 2022-10-13
- 2022-10-09
現行UKジャズシーンを代表するサックス奏者カミラ・ジョージ、ルーツを意識した3rd『Ibio-Ibio』
ロンドンのサックス奏者/作曲家のカミラ・ジョージ(Camilla George)が、自身のルーツであるナイジェリア南東部に住むイビビオ族へと捧げた新作『Ibio-Ibio』をリリースした。現在のUKジャズシーンの精鋭たちで固められたバンドで、ジャズ、ヒップホップ、アフロビートがシームレスに融合するサウンドを展開する。
ロンドンのサックス奏者/作曲家のカミラ・ジョージ(Camilla George)が、自身のルーツであるナイジェリア南東部に住むイビビオ族へと捧げた新作『Ibio-Ibio』をリリースした。現在のUKジャズシーンの精鋭たちで固められたバンドで、ジャズ、ヒップホップ、アフロビートがシームレスに融合するサウンドを展開する。
西アフリカ、セネガルに囲まれたアフリカ大陸最小の国ガンビア共和国にルーツを持つコラ奏者/SSWのソナ・ジョバルテ(Sona Jobarteh)が、自身名義のファーストアルバムである前作『Fasiya』(2011年)以来となる待望の新譜 『Badinyaa Kumoo』をリリースした。初の女性コラ奏者であり、伝統的なグリオの文化を伝え続けるソナ・ジョバルテにしか為し得ない、彼女の“レジェンド”の評価を確立する傑作と言っても過言ではない。
ノルウェーのピアノトリオ、エスペン・エリクセン・トリオ(Espen Eriksen Trio)の新作『In the Mountains』。今作は話題を呼んだ2018年作『Perfectly Unhappy』以来となる英国のサックス奏者アンディ・シェパード(Andy Sheppard)が3曲でゲスト参加したライヴ盤で、互いに心を通じ合わせた瞑想的で美しい北欧ジャズを堪能することができる逸品だ。
ブラジルに生まれ、イタリアとイギリスで育ったラウ(Lau)を中心とするイギリス・ブライトンのサイケロックバンド、ワックス・マシン(Wax Machine) のセルフプロデュースによる新譜『Hermit's Grove』。サイケなロック・グルーヴとスピリチュアル・ジャズのエッセンスが心地良い、土埃や人々の体温、海から吹く風、そして燦々とした太陽の匂いのする作品だ。
UKの8人組、ココロコ(Kokoroko)の2022年8月リリースの新作『Could We Be More』は、どうやら彼らのデビューアルバム、ということらしい。これは正直、意外だった。なんせ彼らは数年前から既にロンドンのジャズシーンの最も旬なバンドとして地位を確立しているし、メンバーのソロ活動や他バンドでの活躍もよく耳にし、既に新鋭どころか中堅の感さえあるからだ。
注目の若手作曲家/ギタリスト、エミリー・ジェーン・ロバーツ(Emily Jane Roberts)がEP『The Persistence of Memory』でデビューした。イングランドのチェシャー州で生まれ育ち、現在はロンドンを拠点に活動する彼女の音楽は伝統的なジャズや西アフリカの音楽、そして彼女を取り巻くロンドンの音楽シーンにインスパイアされている。
Gondwana Recordsの主宰者でトランペット奏者のマシュー・ハルソール(Matthew Halsall)が見出したリーズ出身の新たな才能、作曲家/フルート/サックス奏者のジャスミン・マイラ(Jasmine Myra)のデビューアルバム『Horizons』。現代的な感覚のジャズに微かなエレクトロニカの香りが女性的で柔らかな響きを運んでくる秀作となっている。
イングランド北部の都市リーズを拠点とするベーシスト/作曲家ファーガス・クイル(Fergus Quill)がトリオを中心としたアンサンブルで聴かせる前衛的なジャズ作品『Zoop Zoop』でデビュー。ホンキートンク・ピアノで投げやり気味に演奏される酔狂なラグタイム・ブルース(1)「¿Who Shot Pinetop?」から独特の存在感を示す演奏が繰り広げられる。
イギリスの女性ドラマー/作曲家、ジャス・ケイザー(Jas Kayser) の最新EP『Jas 5ive』は、ジャズとアフロビートの境界を自然に溶かし両者を混ぜ合わせる彼女らしい、エキサイティングな作品だ。
イギリスの現代ジャズの現代ジャズを代表するバンド、Portico Quartetのベース奏者ミロ・フィッツパトリック(Milo Fitzpatrick)と、同じくMammal Handsのサックス奏者ジョーダン・スマート(Jordan Smart)が新しいデュオ・プロジェクト、Vega Trailsを始動!
北インドのパンジャーブ州にルーツを持ち、イングランド北部のリーズで生まれ育ったシタール奏者/作曲家ヤスディープ・シン・デグン(Jasdeep Singh Degun)のデビュー作『Anomaly』。北インド古典音楽を軸にしながら、西洋古典音楽やジャズといった要素を加え、外向的で完成度の高い作品に仕上がっている。
インド系イギリス人クラリネット/マルチ奏者、アルン・ゴーシュ(Arun Ghosh)の5枚目のアルバム『Seclused in Light』は、適度にポップで適度にエキゾチックな、なかなか他にはない興味深いジャズ作品だ。インド・コルカタに生まれ、イングランドのボルトンで育ち、マンチェスターで成熟し、現在はロンドンに住む彼の音楽は、その豊かな地理的土壌を強く反映したミクスチャー音楽となっている。
現代最高峰のジャズ・ハーモニカ奏者/作曲家のガブリエル・グロッシ(Gabriel Grossi)の新譜『Plural』は、ブラジル音楽を牽引する巨匠たちや各国の著名な音楽家を多数ゲストに迎えたとりわけ豪華な一枚だ。先駆者トゥーツ・シールマンスの生誕100周年という記念すべき日に放たれた、ジャズ・ハーモニカの金字塔的作品。
洗練された現代ジャズとスコットランド伝統音楽の融合で独自の個性を発揮するピアニスト、ファーガス・マクリーディー(Fergus McCreadie)のトリオによる3枚目の新譜『Forest Floor』がリリースされた。前2作と同じメンバーで、広がりのある雄大なサウンドスケープを描き出す。