高度に洗練されたNYジャズ×ブラジリアン・ギター。マルシオ・フィロメナのデビューアルバム『Trails』

Marcio Philomena - Trails

NYで活動するブラジル出身ジャズギタリスト、マルシオ・フィロメナのデビュー作

ブラジル・ポルトアレグレ出身、現在はニューヨークのブルックリンを拠点に活動するジャズ・ギタリスト、マルシオ・フィロメナ(Marcio Philomena)の初のフルレンス・アルバム『Trails』。コンテンポラリー・ジャズ、ブラジル音楽、ロックなどの軽やかなブレンドである今作で、彼はリラックスと緊張が絶妙に共存する絶品のインストゥルメンタル音楽を提供している。

カルテットを組むメンバーはいずれもNYを中心に幅広く活躍するミュージシャン。ピアノのジュリアン・ショア(Julian Shore)、ベースのリック・ロサト(Rick Rosato)、ロベルト・ジャキント(Roberto Giaquinto)で9曲中8曲を演奏し、(7)「Vibrações」のみ編成を変えブラジル出身のベテラン・ピアニストのエリオ・アウヴェス(Hélio Alves)、同じくブラジル出身のドラマーであるハファエル・バラタ(Rafael Barata)、そしてブルガリア出身のベーシストのピーター・スラヴォフ(Peter Slavov)と組んでいる。当のマルシオ・フィロメナ自身は全曲を作曲しており、楽器は曲によってエレクトリック・ギターとクラシックギター(ガットギター)を使い分けている。

(1)「Trails」

アルバムの楽曲も色彩豊かだ。
(2)「Rio Branco」は彼の故郷の地区に因む曲で、ブラジルの伝統音楽であるバイアォンにインスパイアされたという。ジュリアン・ショアのピアノソロも素晴らしい。
(4)「Bourbon」は優雅なジャズ・ワルツで、その名のとおり素敵なバーでひとり、一杯のバーボンを引っ掛けたくなる曲だ。
ガットギターで演奏される(5)「Nana」はブラジルの歌手ナナ・カイミ(Nana Caymmi)と、彼女の特徴的なサンバ/ボサノヴァの解釈へのトリビュート。

(9)「Oak Street」はSpotifyで130万回以上の再生を記録した本作のリード・シングルだ。ゆったりとした優しいバラードで、マルシオ・フィロメナが住むブルックリンの並木道の光景を描いている。

(5)「Nana」

Marcio Philomena – guitar
Julian Shore – piano (except 7)
Rick Rosato – upright bass (except 7)
Roberto Giaquinto – drums (except 7)
Hélio Alves – piano (7)
Peter Slavov – upright bass (7)
Rafael Barata – drums (7)

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