- 2020-09-26
- 2020-09-26
ファビアーノ・ド・ナシメント、豊穣な大地の香りのギター音楽
ブラジルの豊かな自然にインスパイアされたギターからは、豊穣な大地の香りが漂う。ブラジルのギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメント(Fabiano do Nascimento)の『Prelúdio』(2020年)は、バーデン・パウエル直系のテクニカルかつ豊かな音楽性のギターをたっぷりと楽しめる傑作だ。
ブラジルの豊かな自然にインスパイアされたギターからは、豊穣な大地の香りが漂う。ブラジルのギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメント(Fabiano do Nascimento)の『Prelúdio』(2020年)は、バーデン・パウエル直系のテクニカルかつ豊かな音楽性のギターをたっぷりと楽しめる傑作だ。
聴けば自然と体が動き出さずにはいられないようなラテン気質のジャズから、ヨーロッパ的な叙情まで幅広いスタイルが魅力的。キューバの若手実力派ピアニスト/作曲家のアロルド・ロペス・ヌッサ(Harold López-Nussa)の新譜『Te Lo Dije』は現代最高のラテンジャズ作品のひとつと言っても過言ではないだろう。
ティグラン・ハマシアンの作品にヴォーカリストとして参加していることでも知られる作曲家/ピアニスト/シンガーのアレニ・アグバビアン(Areni Agbabian)のECMデビュー作『Bloom』。共作者としてドラマー/パーカッショニストのニコラス・ストッカー(Nicolas Stocker)がクレジットされている。
『ジャコ・パストリアスの肖像(原題:Jaco Pastorius)』(1976年)は、間違いなく私がもっとも影響を受けた音楽作品のひとつだ。20代の始めでこのアルバムに出会って、それから20年近く経った今でもこの音を聴くと興奮する。
イスラエルのSSW/ドラマー/パーカッショニストのイシャイ・アフターマン(Yshai Afterman)による2019年作『Naomi』は、カルテット編成のジャズバンドに男女ヴォーカルが印象的な素晴らしい作品だ。そのメンバーの多様なバックグランドから繰り出される演奏は、所謂“イスラエルジャズ”の範疇に止まらない。
ブラジル・ミナスジェライスのSSW、エステヴァォン・マスカレーニャス(Estevão Mascarenhas, gt, vo)が率いるバンド、シフラス・ノ・ヴァラル(Cifras no Varal)の2019年作『Roda dos Orixás』。トロピカリアの雄、オス・ノヴォス・バイアーノス(Os Novos Baianos)を彷彿とさせる、ブラジルの民族音楽成分が多めの気持ちいいロックサウンドを聴かせるおすすめのバンドだ。
ヴィブラフォン/マリンバ、バストロンボーン、ドラムス/パーカッションという斬新なトリオ編成のバンド、Akagera。ジャズやアフリカ音楽、現代音楽にも強く影響されたとても新鮮なサウンド。
とかく“脇役”に思われがちな「パーカッション」。今回はパーカッションの面白さを少しでも伝えられるよう、驚くべきリズムを生み出す世界中のパーカッションを案内したいと思います。
ブラジル出身のギタリスト/作編曲家、ロウレンソ・ヘベッチス(Lourenço Rebetez)の2016年作品『O Corpo de Dentro』はアフロブラジル音楽と現代ジャズを繋ぐ近年の重要作だ。
あのクインシー・ジョーンズが惚れ込んだピアニスト、アルフレッド・ロドリゲスの新譜は多彩な展開を見せるラテンジャズの傑作なんですが…中でも1曲、世界的ヒゲオヤジのテーマ曲が浮きまくっている!!
ソニー・トルーペ・カルテット(Sonny Troupé Quartet)の2013年作『Voyages et Rêves』は、マルティニークの伝統的な打楽器による強烈なグルーヴが特徴的なカルテット編成(ピアノ、ベース、ドラムス、パーカッション)の好盤だ。
ムガームジャズ(アゼルバイジャン・ジャズ)の新たなマスターピース!エルチン・シリノフ(Elchin Shirinov)とアンドラーシュ・デーシュ(András Dés)による『Maiden Tower』の紹介記事。