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ピアノトリオ

  • 2021-12-20
  • 2021-12-19

欧州で注目浴びるヤキル・アルビブ、自身のルーツを掘り下げた中東ジャズ新譜

イスラエル出身のピアニスト、ヤキル・アルビブ(Yakir Arbib)の4作目となる新譜『Three Colors』は、ジャズスタンダードや西洋クラシック音楽の意欲的な新解釈を軸としてきたこれまでの作品と比較すると、より自身のルーツとジャズとの関わりを掘り下げた所謂“イスラエルジャズ”の作品となっている。

  • 2021-10-07
  • 2021-10-07

ピアノ奏者トゥーリオ・モウラォン、多彩なゲストを迎えた傑作ミナス・ジャズ

トロピカリアの伝説的バンド、オス・ムタンチス(Os Mutantes)などで活躍したブラジル・ミナスジェライス州出身のピアニスト、トゥーリオ・モウラォンの『Barraco Barroco』は、クラシック音楽、60年代の器楽、70年代のプログレッシブロックといった彼の中に今も衝動として燃え続ける音楽の軌跡を繋ぐ作品だ。

  • 2021-09-25
  • 2024-09-23

豪華なゲストを迎えたスペイン文化のルーツを辿る旅路。ダニエル・ガルシア傑作新譜

これはびっくりするくらい良い作品が届いた。スペインのピアニスト/作曲家ダニエル・ガルシア(Daniel García)のトリオ新譜『Via de la Plata』。アルバムタイトル“銀の道”はスペイン南西部の都市セビリアからひたすら北上しアストルガまで約705km続くローマ時代の交易路・巡礼路のこと。

  • 2021-09-12
  • 2023-03-24

激情のフラメンコ・ピアノトリオ作『Al Toque』

スペインのベーシスト/作曲家、パブロ・マルティン・カミネロ(Pablo Martín Caminero)がリーダーを務める『Al Toque』は、フラメンコに欠かせないギターを排し、ピアノ、コントラバス、パーカッションのピアノトリオで演奏された興味深いフラメンコ作品だ。

  • 2021-09-06
  • 2023-07-11

バトゥライ・ヤルキン。超絶技巧ジャズと伝統音楽MIXで魅せるトルコ注目株ピアニスト

トルコのピアニスト/作曲家、バトゥライ・ヤルキン(Baturay Yarkın)の2018年作『Su』は、東欧〜中東的抒情あり、超絶技巧あり、スウィングありの良盤だ。独自のジャズ文化を築き、活況を極めるトルコのジャズシーンの中でも注目すべき存在なのではないだろうか。

  • 2021-07-18
  • 2023-12-24

ロシア出身、革新的鍵盤奏者スヴェトラーナ・マリンチェンコ『少女時代への手紙』

ロシア出身のピアニスト、スヴェトラーナ・マリンチェンコ(Svetlana Marinchenko)がスロバキア出身のベーシスト、ピーター・クーデク(Peter Cudek)とイスラエル出身のドラマー、オフリ・ネヘミヤ(Ofri Nehemya)とのトリオを軸に作り上げた、自らの少女時代へ宛てたアルバム『Letters to My Little Girl』

  • 2021-07-15
  • 2021-10-12

ロシア発、メランコリックなピアノトリオ Dmitry Ilugdin Trio

ピアニスト/作曲家のドミトリー・イルグディン(Dmitry Ilugdin)をリーダーとするロシアのピアノトリオ、イルグディン・トリオ(Ilugdin Trio)による3枚目のアルバム『My Story』は、オーソドックスなピアノトリオ編成で紡ぎ出す極上のメロディーとハーモニーが素晴らしい作品だ。

  • 2021-07-06
  • 2021-07-06

仏ピアニスト、ジョー・カイアットが気鋭イスラエル奏者と作り上げたユダヤ・ジャズ

フランス出身のピアニスト/作曲家ジョー・カイアット(Jo Kaiat)が、アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)らイスラエルの優れたアーティストたちと共に作り上げた『Come to My World』(2020年)は、ヨーロッパのクラシック音楽、ニューヨークのジャズ、さらにはイスラエルのユダヤ音楽、西アフリカの音楽など世界の音楽を巡り歩いてきた60歳の音楽家の集大成的な作品だ。

  • 2021-06-25
  • 2021-07-27

ブラジル若手筆頭格アマロ・フレイタス、自身とブラジルのルーツに迫る神秘的な快作

ブラジルの若手ジャズピアニストの筆頭格、アマロ・フレイタス(Amaro Freitas)の待望の3rdアルバム『Sankofa』。今作はデビュー当初からの盟友であるベーシストのジーン・エルトンとドラマーのウーゴ・メデイロスとのトリオで約2年をかけて完成された。これまでの彼の作品同様に複雑で数学的なリズム、個性的で豊かな和音、力強くも繊細な打鍵に目を覚まされるような音楽が詰まっている。