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サックス

  • 2022-12-30
  • 2022-12-30

新進気鋭の作曲家ガイア・ヴィルメル、ブラジリアン・セクステットで奏でる知的なジャズ

ブラジルとアメリカで活動する作曲家/指揮者/木管奏者ガイア・ヴィルメル(Gaia Wilmer)の2作目となる新作『Nosso Carnaval』は、自身もアルトサックスで参加するセクステット編成に、数曲でブラジル屈指の歌手タチアナ・パーハ(Tatiana Parra)を迎えたオリジナル曲中心の作品だ。

  • 2022-12-19
  • 2022-12-18

南アフリカ現代ジャズの立役者。サックス/フルート奏者ントゥンジ・ンヴブの初リーダー作

南アフリカのアルトサックス/フルート奏者、ントゥンジ・ンヴブ(Mthunzi Mvubu)によるデビュー作『The 1st Gospel』がリリースされた。注目の若手ベーシストのダリス・ンドラジ(Dalisu Ndlazi)、中堅ピアニストのアフリカ・ンキーゼ(Afrika Mkhize)、数曲でゲスト参加するンプミ・ダラミニ(Mpumi Dhlamini)など、ハイレベルな南アフリカの現行ジャズシーンを象徴するようなメンバーが集い、多様なプレイを聴かせてくれる好盤だ。

  • 2022-12-14
  • 2022-12-13

イスラエル気鋭サックス奏者シャハル・アムドール、激しさ増すセクステットでの2nd

イスラエルのサックス奏者/作曲家シャハル・アムドール(Shahar Amdor)の2ndアルバム『Insomnia』は、前作『Cassiopeia』にも参加していたニツァン・バール(Nitzan Bar, g)、ナダフ・ラヴィ(Nadav Lavie, b)、ニツァン・バーンバウム(Nitzan Birnbaum, ds)に加え、さらにギタリストのロテム・エイラム(Rotem Eylam)と鍵盤のトキ・スターン(Toki Stern)が参加しさらに破壊力を増したジャズ・セクステット作品だ。

  • 2022-12-03
  • 2022-12-03

現代Jazz、HipHop、イスラム神秘主義の驚くべき融合。Sélébéyone 2ndアルバム『Xaybu』

米国の気鋭サックス奏者/作曲家スティーヴ・リーマン(Steve Lehman)が率いるジャズ・ヒップホップ・コレクティヴ Sélébéyone の2ndアルバム『Xaybu: The Unseen』。現代ジャズとラップやスポークン・ワード、そして西アフリカ音楽やスーフィズムとの実験的だが完成された融合が驚くべき結果を生んだ壮大な作品となっている。

  • 2022-11-02
  • 2022-10-28

イタリア出身叙情派ピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシ新譜はサックスを迎えたカルテット

イタリア出身のピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシ(Giovanni Mirabassi)の新作『The Swan and the Storm』は彼としては珍しいサックスを迎え入れたカルテットでの作品となった。全曲がジョヴァンニ・ミラバッシの作曲で、彼に特徴的なエンリコ・ピエラヌンツィ直系の内面から溢れ出すようなイタリアン・リリシズムも健在。非常にクオリティの高い欧州ジャズのアルバムに仕上がっている。

  • 2022-10-31
  • 2022-10-30

北欧のサックス/SSW新星、ヨハンナ・リネア・ヤコブソンのデビュー作『Alone Together』

1991年デンマーク生まれ、現在はスウェーデンを拠点に活動するサックス奏者/作曲家/歌手のヨハンナ・リネア・ヤコブソン(Johanna Linnea Jakobsson)のデビュー作『Alone Together』。自身のオリジナルのほか、(1)「Alone Together」や(6)「Stolen Moments」といった不朽の名曲のカヴァーを、儚げでしっとりとしたヴォーカルと思慮深く美しいアルトサックスで丁寧に描き上げた素敵な作品となっている。

  • 2022-10-24
  • 2022-10-24

高次元から意識へと働きかけ拡張させる、UKジャズ最前線 The Comet Is Coming 待望の新作

現行UKジャズシーンを代表するサックス奏者シャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)率いるトリオ、コメット・イズ・カミング(The Comet Is Coming) の新作『Hyper-Dimensional Expansion Beam』がリリースされた。本作は英国のハイブリッドなジャズシーンを象徴するような作品であることは間違いなさそうだ。

  • 2022-10-20
  • 2022-10-16

サックス奏者ウィル・ヴィンソン、コード楽器を伴わない意欲的なトリオ/カルテット新譜

イギリス出身のサックス奏者/作曲家ウィル・ヴィンソン(Will Vinson)が、絶賛された前作『Trio Grande』に続く新作『Tripwire』をリリースした。今作はマット・ペンマン(Matt Penman, b)、エリック・ハーランド(Eric Harland, ds)、そして2曲でメリッサ・アルダナ(Melissa Aldana, sax)がゲスト参加するというそれだけで注目に値する作品となっている。

  • 2022-10-13
  • 2022-10-09

現行UKジャズシーンを代表するサックス奏者カミラ・ジョージ、ルーツを意識した3rd『Ibio-Ibio』

ロンドンのサックス奏者/作曲家のカミラ・ジョージ(Camilla George)が、自身のルーツであるナイジェリア南東部に住むイビビオ族へと捧げた新作『Ibio-Ibio』をリリースした。現在のUKジャズシーンの精鋭たちで固められたバンドで、ジャズ、ヒップホップ、アフロビートがシームレスに融合するサウンドを展開する。

  • 2022-09-30
  • 2022-09-30

南アのサックス奏者リンダ・シカカネ、進化するアフリカの現代ジャズを象徴する傑作2nd

ズールー族にルーツを持つ南アフリカのサックス奏者、リンダ・シカカネ(Linda Sikhakhane)の新作『Isambulo』は、独自の進化と発展を遂げる南アフリカの最新のジャズの象徴するような傑作だ。アルバムタイトルの意味は「啓示」、プロデューサーはブルーノート・レコードで活躍するンドゥドゥーゾ・マカティニ(Nduduzo Makhathini)が務めている。

  • 2022-09-13
  • 2022-09-12

音楽で繋がるブラジルとデンマーク。国境を越えるブラジリアン・ジャズの優雅な調べ

デンマーク出身のベーシスト、モーテン・アンカーフェルト(Morten Ankarfeldt)とブラジルのサックス&フルート奏者エドゥアルド・ネヴィス(Eduardo Neves) 、そして同じくブラジルのギタリスト、カイオ・マルシオ・サントス(Caio Marcio Santos)。伝統に即しつつも常に先進的な音楽を追求してきた彼ら3人の共同名義のアルバム『Cadência Verde e Amarela』が登場した。