• 2019-12-19
  • 2019-12-19

全ギターファン必聴!キケ・シネシ、7弦/10弦ギター、チャランゴ等で表現する独奏新譜

アルゼンチンの作曲家/ギタリスト、キケ・シネシ(Quique Sinesi)の2019年新譜『Corazón Sur』は、全曲オリジナル、そして彼自身のギター独奏による作品。ほとんどが7弦ギターの演奏だが、曲によっては10弦ギターやフレットレスギター、さらにはアンデス地方の伝統的な弦楽器チャランゴ、ロンロコの演奏も聴くことができる。

  • 2019-12-18
  • 2021-07-14

“EDM×フラメンコ”で尖るギタリスト、バハグニ。待望の新作シングルをリリース

アルメニア生まれのフラメンコ・ギタリスト、バハグニ(Vahagni)の新作がリリースされた。『The Life & Death of a Great Matador』と題されたこの3曲入りシングルは、エレクトロニック・ダンス・ミュージックとフラメンコの融合を試みるユニット「パコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)」で得た経験も反映させた、エレクトロ×フラメンコの大胆なサウンドになっている。

  • 2019-12-17
  • 2021-07-08

インドネシアから現れたJazzy & Popな天才、アルディート・プラモノ

インドネシアの首都ジャカルタ、1995年生まれのシンガーソングライター、アルディート・プラモノ(Ardhito Pramono)が凄い!20代前半とは思えない渋みのある歌声や作編曲、かつ若者らしい瑞々しい感性も兼ね備えた新世代ポップスの逸材だ。若いミュージシャンにありがちな奇を衒うような表現ではなく、シンプルに“良い音楽”を提供してくれる、今後要注目のアーティストだ。

  • 2019-12-15
  • 2019-12-15

グラミー賞候補!南米チリ出身の注目女性サックス奏者メリッサ・アルダナ

南米チリ出身の新鋭サックス奏者、メリッサ・アルダナ(Melissa Aldana)が現代NYジャズの俊英たちを率いて録音したアルバム『Visions』。カルテットで演奏される、硬派なジャズアルバムだ。注目の若手ヴィブラフォン奏者、ジョエル・ロス(Joel Ross)が4曲でゲスト参加している。

  • 2019-12-14
  • 2024-07-07

ブラジルを代表する女性Voが集結!女性であることの喜びを歌うサンバの大金字塔

2019年も年の瀬を迎えた頃、奇跡のような素晴らしいサンバ・アルバムがリリースされた。本作『Eu Sou Mulher, Eu Sou Feliz』は、ジョイス、シモーネ、レイラ・ピニェイロ、フェルナンダ・タカイ、モニカ・サウマーゾなどなど、日本でもブラジル音楽ファンの間でよく知られた女性アーティストが多数集結した夢の共演だ。

  • 2019-12-13
  • 2021-02-20

現代ブラジル・ギター界最高峰、ルイス・レイチによる美しすぎる傑作『Vento Sul』

強者ひしめくブラジルのギター界において、ルイス・レイチ(Luis Leite)の才能は間違いなく最高峰だ。それなのに日本での知名度はイマイチで、あまり話題にのぼることがない。今回はそんな不遇のギタリストが、現代のブラジル音楽界の最高の仲間たちと創り上げた2017年の傑作『Vento Sul』を紹介したい。タイトルは、「南の風」の意味だ。

  • 2019-12-10
  • 2022-07-30

南インドにルーツを持つベーシスト、ハリシュ・ラガヴァンがJAZZに刻んだひとつの歴史

2007年にイリノイ州からニューヨークに到着して以降、カート・エリングやアンブローズ・アキンムシーレ、ウォルター・スミス3世、ヴィジェイ・アイヤー、エリック・ハーランド等々数多くのアーティストと共演を重ねてきた稀代のベーシスト、ハリシュ・ラガヴァン(Harish Raghavan)による待望の初リーダーアルバム『Calls for Action』がリリースされた。

  • 2019-12-08
  • 2020-01-26

西洋〜中東の音楽文化を繋ぐ。ステファン・ツァピス、挑戦的な二作品同時リリース

フランス在住のピアニスト/作曲家、ステファン・ツァピス(Stéphane Tsapis)がピアノトリオ+パーカッション+女性ヴォーカル/コーラスの『Le Tsapis Volant』と、微分音ピアノ“オリエンタルピアノ”を用いたソロピアノ『Le Piano Oriental』の2作品を同時リリース。西洋と中東の音楽文化を繋ぐジャズの金字塔。

  • 2019-12-07
  • 2019-12-07

日系歌姫、フェルナンダ・タカイが歌うジョビン曲集

ブラジルの日系三世の歌姫フェルナンダ・タカイ(Fernanda Takai)によるアントニオ・カルロス・ジョビン曲集『O Tom Da Takai』(2018年)。プロデュースはマルコス・ヴァーリとホベルト・メネスカルが担当し、極上のボサノヴァ・ヴォーカルを味わえる作品となっている。

  • 2019-11-30
  • 2019-11-30

2016年末に飛行機事故で壊滅したロシア「赤軍合唱団」の現在

2016年12月25日、ソチからシリアへと向かっていたロシア国防省の飛行機が黒海に墜落し、搭乗者92名全員が帰らぬ人となった。乗っていたのは、ロシアが世界に誇る伝統ある合唱団、アレクサンドロフ・アンサンブル、通称“赤軍合唱団”のメンバーだった。悲劇で壊滅した赤軍合唱団のその後を調べてみた。