- 2021-03-14
- 2024-05-06
ヌビヤン・ツイスト、充実する現代UKジャズシーンを象徴する傑作
英国の多国籍ジャズ・コレクティヴ、ヌビヤン・ツイスト(Nubiyan Twist)新譜『Freedom Fables』は超強力なアフロジャズ・ミクスチャー。多くのゲストがフィーチュアされており、これまで以上に色彩豊かな作品に仕上がっている。素晴らしい!
英国の多国籍ジャズ・コレクティヴ、ヌビヤン・ツイスト(Nubiyan Twist)新譜『Freedom Fables』は超強力なアフロジャズ・ミクスチャー。多くのゲストがフィーチュアされており、これまで以上に色彩豊かな作品に仕上がっている。素晴らしい!
デビュー以来、ビョーク(Björk)やエスビョルン・スヴェンソン・トリオ(Esbjörn Svensson Trio)も比較に持ち出されるなど独自の世界観を築いてきたUKのユニット、Snowpoetの2021年新譜『Wait for Me』。
トランペット奏者/作曲家/プロデューサーのマシュー・ハルソール(Matthew Halsall)が新譜『Salute to the Sun』をリリースした。アルバムはマンチェスターの注目すべき若手を多数フィーチュアした7人編成で、特徴的な音型の繰り返しや、ハープやカリンバといったジャズでは珍しい楽器による表現がスピリチュアルな印象を増幅させる。
イギリス出身のサックス/キーボード奏者ウィル・ヴィンソン(Will Vinson)、イスラエル出身のギタリスト、ギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman)、そしてメキシコ出身のドラマー、アントニオ・サンチェス(Antonio Sanchez)。ジャズを通じてNYで出会った3人の猛者による斬新なトリオ作!
UK新世代ジャズトリオ、ママール・ハンズ(Mammal Hands)の2020年新譜『Captured Spirits』。目の眩むような強烈なポリリズムの(1)「Ithaca」で始まる今作は、サックス、ピアノ、ドラムス&タブラというこの個性的なトリオのあらゆる魅力が凝縮されている。
多くの若手ミュージシャンがお互いに刺激しあい、シーンの最隆盛を感じさせるUKジャズシーンの2020年の最注目作のひとつが、この女性サックス奏者ヌバイア・ガルシア(Nubya Garcia)の新譜『Source』であることは間違いないだろう。
ロンドンの新鋭SSW/ギタリスト、オスカー・ジェローム(Oscar Jarome)のデビューアルバム『Breathe Deep』は、R&Bやヒップホップ、ジャズがほどよい塩梅にブレンドされた、どこか懐かしさもある良作だった。Kokorokoのメンバーでもある彼の挨拶代わりともなる素晴らしいアルバム。
ブラック・ブリティッシュ随一のシンガーと称賛されるザラ・マクファーレン(Zara McFarlane)の4作目となる2020年新譜『Songs of an Unknown Tongue』は、従来の作品よりエレクトロニカの比重が増し、さらにジャマイカ人の両親を持つという彼女のルーツを探るようなリズム、パーカッションに彩られた新鮮なサウンドが魅力的な一枚。
すでにUKの現代ジャズシーンでは重要な存在であるピアニスト/作曲家のサラ・タンディ(Sarah Tandy)だが、意外なことにリーダー作としては2020年3月リリースの本作『Infection In The Sentence』がデビューアルバム。
これはUKの現代ジャズシーンで、もっともレベルが高く、聴くべき一枚だ。ロンドンのベーシスト、ダニエル・カシミール(Daniel Casimir)とヴォーカリスト、テス・ハースト(Tess Hirst)の共同名義によるデビューアルバム『These Days』(2019年)。
当初2020年5月1日にリリースが予定されていながら、発売が延期となっていた今作『GoGo Penguin』。2012年のデビュー以来、現代ジャズ/ポストロックシーンの常に先頭を走ってきた彼らの集大成的な音楽だ。もう、誰が聴いてもかっこいいと思う音なのではないだろうか。
独特の重厚感や空気感のあるチューバの響きが好きな方は多いと思うが、そのチューバを本格的なジャズで耳にする機会を思った以上に少ない。ましてやチューバ奏者がリーダーの作品など、珍品扱いだろう。今回紹介するテオン・クロスのソロデビューアルバム『Fyah』は、珍しいジャズ・チューバの今を知る上で避けて通れない作品だ。
2017年のデビュー作『Riser』でロンドンのジャズシーンで一躍人気者になったギタリスト/作曲家、ロブ・ラフト(Rob Luft)の待望の2ndアルバム『Life is the Dancer』がリリースされた。バンドメンバーは前作と同じ顔ぶれに加え、トランペットのバイロン・ウォーレンが新たに参加している。
現代UKジャズシーンの旗手、シャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)率いるバンド、シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ(Shabaka And The Ancestors)の新譜『We Are Sent Here By History』のテーマは、ずばり人類の避けられぬ運命=絶滅だ。アルバム全編を通じ、切迫した力強い演奏が繰り広げられる。