- 2022-11-29
- 2022-11-22
音楽表現を追求するギター、ヴォーカル、ドラムスのアートロック。イタリア発『Oliphantre』
イタリア・ローマを拠点とするギタリスト/作曲家フランチェスコ・ディオダティ(Francesco Diodati)新譜『Oliphantre』は、フランスの歌手レイラ・マーシャル(Leïla Martial)とイタリアのドラマー、ステファノ・タンボリーノ(Stefano Tamborrino)とのトリオで奏でられるアート・ロック風の作品だ。
イタリア・ローマを拠点とするギタリスト/作曲家フランチェスコ・ディオダティ(Francesco Diodati)新譜『Oliphantre』は、フランスの歌手レイラ・マーシャル(Leïla Martial)とイタリアのドラマー、ステファノ・タンボリーノ(Stefano Tamborrino)とのトリオで奏でられるアート・ロック風の作品だ。
“青髭のティグラン・ハマシアン”ことイスラエルのピアニスト/マルチ奏者/作曲家ロン・ミニス(Ron Minis)が前作から3年ぶりとなる待望の新譜『Smart Phones Stupid People』をリリースした。今作はドラムスにヨゲフ・ガバイ(Yogev Gabay)、ベースにダニエル・ハーレフ(Daniel Harlev)という俊英を迎え、見かけ上の編成こそシンプルなピアノトリオだが、複雑な変拍子やポリリズムを駆使したロン・ミニスらしいプログレッシヴな音の洪水を浴びせかける。
NYを拠点に活動するインド人ギタリスト/作曲家、シュブ・サラン(Shubh Saran)の2枚目のフルアルバム『Inglish』(2021年)は、急速にグローバル化する社会の潮流とその中で起こる摩擦や対立、受容や融合といった複雑な糸玉同士のもつれを可視化したような驚異的な作品だ。
好き0デンマーク出身の若きギタリストTeis Semey、進化を見せつける新譜 2019年に『Where the Fence Is the Highest』でデビューしたばかりのデンマーク出身のギタリスト、ティース・シミー(Teis Semey)が早 […]
イスラエル出身、現在は米国ボストンのバークリー音楽大学で教鞭を取る傍らで演奏活動を行うギタリスト/作曲家ビートメイカーのShwesmoの新譜『Trail to Now』。ジャズを学びながら、ここ数年はエレクトロニカに深く傾倒するShwesmoことヨエル・ゲニン(Yoel Genin)の集大成的な作品となっている。
アルメニア出身で2006年に若手ジャズ・アーティストの登竜門であるセロニアス・モンク・コンペティションで優勝したティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)の2009年の3rdアルバム『Red Hail』がついにSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションサービスで配信開始となった。
ボストンのバンド、クロスウォーク・アナーキー(Crosswalk Anarchy)が面白い。鍵盤奏者/作曲家のエヴァン・ワーラマー(Evan Waaramaa)を中心とする5人組で、2019年にアルバム『Composite』でデビュー。ジャズ、ロック、ヒップホップ、R&Bなどに影響されたサウンドで、アルバム収録曲のジャンルも多岐にわたる。
イスラエルの新鋭ギタリスト、ダニエル・ウェイス(Daniel Weiss)の初リーダー作『Dive』がリリースされた。ジャケットには潜水するダニエルと、黄色い潜水艦が描かれている。この潜水艦はもちろんビートルズのアレが元ネタだが、エルサレムにある有名なライブハウス「Yellow Submarine」へのオマージュなのだろう。
作曲家、ベーシスト、ヴォーカル・パフォーマー、SF作家、映画作家、編集者、プログラマーなどマルチな才能を持つイスラエルの鬼才ニル・ヤニブ(Nir Yaniv, ヘブライ語:ניר יניב)の2018年作『The Voice Remains』はプログレばりの変拍子のリズムに怒涛のヴォーカル・アンサンブルが折り重なる驚異的な音楽作品だ。
イスラエルのメタルバンド、ストーチ(Storchi)という4ピースバンドにはヴォーカルはいない。代わりに主旋律を奏でるのが、女性フルート奏者のダニエレ・サッシ(Danielle Sassi)である。彼女は2001年生まれのまだティーンエイジャー。クラシックとジャズで培われた卓越したフルートの演奏技術は、デスメタルの“デス声”ヴォーカルとは正反対の美しい音色だが、これが不思議とヘヴィメタルのバンドサウンドに馴染んでいる。
米国ボストンで活躍する凄腕ドラマー、ヨゲフ・ガバイと、NY拠点のギタリスト/プロデューサー、Shwesmoことヨエル・ゲニンによる双頭名義のEP『Binary Farm』はエレクトロニカ、ジャズ、プログレ、イスラエル音楽、アフリカ音楽、インド音楽などが複雑に絡み合いながら融け込むジャンル分け不可能な最先端音楽だ。
ウクライナ出身のベーシスト/作曲家ハン・ベイリ(Han Beyli)は、現代的なジャズと、自身のルーツであるアゼルバイジャンの伝統音楽・ムガームを融合した音楽性が斬新だ。現在ニューヨークを拠点に活動しており、バンドはバークリー音楽大学の国際色豊かなミュージシャンで構成されている。
イスラエルのプログレ/ジャズロック・バンド、ヒーサンズ(Heathens)の2018年作『The Best Of』。Project RnL、Pinhas & Sons といったイスラエルを代表するプログレバンドのメンバーが揃ったスーパーユニットの作品。
エレズ・アヴィラム(Erez Aviram)はイスラエルのピアニスト/作曲家。最初にクラシックピアノを習い始め、のちにビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、マッコイ・タイナーなどのレコードを通じてジャズを習得。そしてすぐにティグラン・ハマシアンやシャイ・マエストロ、スナーキー・パピーといった、より現代的なサウンドの影響を受けるようになっていった。