- 2026-10-03
- 2026-10-02
ジャズ、ヒップホップ、クラシック、プログレの間を自在に流れる幾何学的な音楽。Claudio Vignali『Flow』
イタリアのピアニスト/作曲家クラウディオ・ヴィニャーリ(Claudio Vignali)が、新譜『Flow』をリリースした。ピアノ、8弦エレクトリック・ギター、ドラムスという編成を軸とし、奇数系変拍子やラップなどを取り入れた非常にクオリティの高いコンテンポラリー・ジャズ作品となっている。
イタリアのピアニスト/作曲家クラウディオ・ヴィニャーリ(Claudio Vignali)が、新譜『Flow』をリリースした。ピアノ、8弦エレクトリック・ギター、ドラムスという編成を軸とし、奇数系変拍子やラップなどを取り入れた非常にクオリティの高いコンテンポラリー・ジャズ作品となっている。
ブラジル音楽/MPBの巨匠、ジョアン・ボスコ(João Bosco)が新作『Amigos Novos e Antigos』をリリースした。80歳を記念するスタジオ録音盤で、彼の過去の名曲の新たなアレンジと録音を軸に、半世紀前のアルバム『Essa É a Sua Vida』に収められていた楽曲をアルバムタイトルとした「新しい友と古い友」を象徴するように、同世代であるカエターノ・ヴェローゾやシコ・ブアルキ、さらに彼らの遺産を継承した新世代であるジョタ・ペーやシウヴァといったアーティストをゲストに招き、彼の長いキャリアを総括する素晴らしい作品に仕上がっている。
みなさん、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が唐突にリリースした『Songs In The Key Of Life - The EP』はもう聴かれましたか!? 1976年の名盤『Songs In The Key Of Life』のセッションで録音され、そのままお蔵入りとなっていた4曲の未発表曲をミックスし直し、EPとしてまとめリリースされた作品のようですが、これが驚くほど良い曲ばかりでまじで驚きました。
ブラジル出身でカナダ・トロントを拠点に活動するマルチ器楽奏者/作曲家フェリピ・セナ(Felipe Sena)を中心としたブラジリアン・サイケバンド、オービタル・アンサンブル(Orbital Ensemble)が第2作目となるアルバム『Contínua』をリリースした。今作ではブラジル音楽の伝統を基盤に、トロピカリアのサイケ感やジャズ、ファンク、ラテンなどの要素を取り込んだ、より多層感のあるアンサンブル・サウンドへと進化している。
コロンビア太平洋岸の伝統音楽と、フランスのエレクトロニック・ミュージックが、ティンビキ1の川辺で出会った──コロンビアの歌手ニディア・ゴンゴラ(Nidia Góngora)率いるカナロン・デ・ティンビキ(Canalón de Timbiquí)と、フランス・トゥールーズを拠点とするトリオ、レコ・レコ(Reco Reco)による共同プロジェクト、ヌエボス・リオス(Nuevos Ríos)。そのセルフタイトルのデビュー・アルバム『Nuevos Rios』がリリースされた。
ロサンゼルス出身で現在はニューヨークを拠点に活動するクラリネット奏者/作曲家サム・サディガースキー(Sam Sadigursky)と、イスラエル出身のピアニスト/作曲家ヨタム・イシャイ(Yotam Ishay)によるデュオ・アルバム『-ish』。全12曲、ゲストは招かずに全編たった二人だけの演奏だが、ジャズと室内楽を軸に、イスラエルの歌曲やユダヤ音楽など、それぞれが培ってきた文化的・音楽的背景が自然に溶け込んだ興味深い作品となっている。
ブラジル、アルゼンチン、ハイチ、チュニジアなど、異なる文化的背景を持つ若い音楽家たちによってカナダ・モントリオール(モンレアル)で結成された5人組、ザラム・カオ(Zalam Kao)。『Tou Lumin』は、2025年10月にリリースされた彼らにとって最初のアルバムだ。
ニューヨーク州北部の自然保護区で育ち、10歳の頃からジャズを基盤とした音楽活動を開始したシンガーソングライター/ピアニスト/ギタリストのセージ・バヴァ(Sage Bava)が、待望のデビュー・アルバム『In Whose Eyes』をリリースした。
オランダ・ロッテルダムでカーボベルデ系の両親のもとに生まれ、ズーク、R&B、Hip-Hopを融合したゲトー・ズークの発展とともにキャリアを築いてきたネルソン・フレイタス(Nelson Freitas)。2026年にリリースされた彼の8枚目のアルバム『Legacy』は、彼の“最後のアルバム”であり、文字通りその“遺産”をルゾフォニア文化圏へと伝える作品となりそうだ。
イチベレ・ズヴァルギ(Itiberê Zwarg)率いるグループでの活躍で知られるブラジル・リオデジャネイロのサックス奏者/マルチ奏者/作曲家、ユーリ・ヴィラール(Yuri Villar)が、ソロとしては第2作目となるアルバム『A Maré』をリリースした。各種サックスやフルートの他、パーカッション、ギター(ヴィオラォン)、鍵盤楽器など多様な楽器を自身で操りながら、アルバム全体では30名を超えるゲストも参加。ブラジルらしい豊穣な音楽の文脈に根差した素晴らしい作品となっている。
前作『Arba』があまりに素晴らしく、2023年のベスト・アルバムのひとつに挙げていたトランペット奏者/作曲家イタマール・ボロホフ(Itamar Borochov)の待望の新作『Imanu』がリリースされた。タイトルは「イマーヌ」と読み、ヘブライ語で“わたしたちと共に”の意味。ユダヤ教の祈りなどにも登場する表現で、「神は私たちとともにいる」を意味する「Immanu El(インマヌエル)」にも含まれる。セファルディや音楽やユダヤの伝統を自身の音楽的ルーツとしてきた彼にとって、この言葉は、逆境のなかで音楽を通じて意味を見いだし、人や精神的な何かとつながっていくという本作のテーマと深く響きあう。
ジャマイカをルーツにもつイギリス・ロンドンのチェロ奏者/歌手/作曲家、アヤンナ・ウィッター=ジョンソン(Ayanna Witter-Johnson)が第二作目となるアルバム『New Roots』をリリースした。ほとんどの楽曲は彼女のチェロ弾き語りを軸に、小編成ながら抒情豊かなアンサンブルで構成されており、クラシックで培われた彼女の確かな演奏力とソウルフルな歌声、そしてジャズやカリブ音楽の影響を受けた巧みなアレンジを存分に楽しめる傑作となっている。
南アフリカのシンガーソングライター、ジャブリレ・マジョラ(Jabulile Majola)が、ソロとしての初アルバム『Ipasi』をリリースした。穏やかなアコースティック・ギターと歌を軸に、ピアノや弦楽器、金管、パーカッションなどをさりげないアレンジで加えた全11曲。2025年のEP『Isitifiketi』で聴かせたアフロ・フォークを引き継ぎながら、曲によって編成を大きく変え、前作よりも幅のあるサウンドに仕上げている。
33歳で没し、ソロ盤を残さなかったカーボベルデの作曲家オルランド・パンテラ(Orland Pantera)。バトゥクをレコードの語法にした功績と、彼の遺志を継いだ「パンテラ世代」の音源を紹介。