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Classical

  • 2022-12-31
  • 2022-12-30

アルゼンチン発!古楽器×南米音楽のアンサンブル La Chimera、至高の新譜『Iguazú』

ブエノスアイレス出身のテオルボ奏者エドゥアルド・エグエス(Eduardo Egüez)率いるアンサンブル、ラ・キメラ(La Chimera)が素晴らしい。古楽器を多く用いた編成からクラシックにカテゴライズされてはいるが、その音楽性はジャンルを超え、多くの音楽を愛する人々の心に刺さるだろう。

  • 2022-11-12
  • 2022-11-12

GTO Trio のベース奏者タル・マシアハ、ガットギターで天賦の才を魅せるソロデビュー作

米国ニューヨークで活動するギタリスト/ベーシスト/作曲家タル・マシアハ(Tal Mashiach)が故郷イスラエルのハラシムの森の中にある小屋で録音したソロデビュー作『Tiyul』が素晴らしい。ガットギター(クラシックギター)のソロ、多重録音、弦楽や声楽を加えたアンサンブルなどうっとりするような気品のある演奏が続き、非常に高い音楽性を感じさせる絶品となっている。

  • 2022-10-15
  • 2022-10-15

フランスのジャズ・ピアノ奏者ポール・レイ、ベートーヴェンの人生に想いを寄せるソロピアノ集

2010年代以降のフランスのジャズ・シーンを代表するピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)による、彼自身初の全編ソロピアノのアルバム 『Full Solo』。今作はベートーヴェンへのリスペクトをテーマにした珍しいジャズ作品となっており、ベートーヴェンに縁の深いウィーンで書かれたというポール・レイのオリジナル数曲と、(3)「交響曲第9番」、(5)「月光ソナタ」、(7)「エリーゼのために」といったベートーヴェンの名曲のジャズ・アップで構成されている。

  • 2022-09-16
  • 2022-09-12

個性派ピアノ奏者ヨアヒム・ホースリー、思わず楽しくなる“クラシック×アフロ・カリビアン”第二弾!

米国のピアニスト/作編曲家ヨアヒム・ホースリー(Joachim Horsley)の最新作『Caribbean Nocturnes』は、ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンなどの西洋クラシックをルンバ、ソン、ズークといったアフロ・カリビアン音楽に持ち込んでしまった野心的なプロジェクトの第二弾だ。

  • 2022-09-08
  • 2023-09-14

3台のチェロとギターと声が奏でるアルゼンチンの極上チェンバー・フォルクローレ

アルゼンチン・コルドバを拠点に活動するチェリスト3人組のフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)と、同じくアルゼンチンの男女デュオ、アイレナ・オルトゥーベ&フリアン・ボウリュー(Airena Ortube & Julian Beaulieu)による極上のコラボレーション『Un Solo Jazmín』。

  • 2022-07-22
  • 2022-07-21

ルネサンス・ヴァイオリンが美しく響く、アダム・バウディヒによるポーランドの伝説的作曲家再解釈

ポーランドのジャズ・ヴァイオリン奏者/作曲家アダム・バウディヒ(Adam Baldych)が、自身のクインテットに加えゲストにクラシック・ヴァイオリン奏者アガタ・シムチェフスカ(Agata Szymczewska)を迎え制作した新譜『Legend』。ヘンリク・ヴィエニャフスキからインスピレーションを受け作曲された珠玉の音楽。

  • 2022-07-08
  • 2022-07-18

鍵盤楽器とハベッカで紡ぐブラジルの素朴な音風景。アンドレ・メマーリ&カタリーナ・ロッシ

ピアニスト/作曲家のアンドレ・メマーリ(André Mehmari)と、ハベッカ(ヴァイオリン)奏者のカタリーナ・ロッシ(Catarina Rossi)の共演作『Arco de Rio』。洗練されていながら素朴さも感じさせる、クラシックやブラジル北東部の伝統音楽にインスパイアされた歌心溢れる美しい音が散りばめられた素敵なアルバムだ。

  • 2022-06-13
  • 2022-06-12

ショーロ特化型ピアニスト、エルクレス・ゴメス新譜は作曲家マルセロ・トゥピナンバ楽曲集

現代ブラジル屈指のショーロ・ピアニスト、エルクレス・ゴメス(Hércules Gomes)の新作EP『Sarau Tupynambá』は、ショーロ黎明期の作曲家マルセロ・トゥピナンバ(Marcello Tupynamba, 1889 - 1953)の作品集だ。全4曲とボリュームは物足りないものの、 ブラジルを代表するピアニストの一人となったエルクレス・ゴメスによる珠玉のショーロを楽しめる絶品となっている。

  • 2022-04-17
  • 2022-04-16

アルゼンチン至宝の音楽。キケ・シネシ×ファクンド・フェレイラのギター/打楽器デュオ新譜

アルゼンチンを代表するギタリスト/作曲家キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、若手パーカッション奏者ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreira)による初めてのデュオ作品『Otro Lado』がリリースされた。タイトルは“Other Side”、つまり“もうひとつの側面”“反対側”といった意味のスペイン語だ。

  • 2022-01-26
  • 2022-01-27

フランスの俊英チェロ奏者クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ、地球の環境をテーマにした2枚組傑作

フランスのチェリスト、クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(Christian-Pierre La Marca)が“地球を救う”ことをテーマにクラシック、ジャズ、ワールドミュージックなど幅広く名曲をセレクトし多数の名奏者を迎えて制作した2枚組アルバム『Wonderful World』。

  • 2021-12-23
  • 2021-12-19

ジャンルを縦横無尽!人気ヴァイオリン奏者アラ・マリキアンの新譜『Ara』

ジャンルを縦横無尽に飛び越えヴァイオリンの可能性を探求するレバノン出身のアラ・マリキアン(Ara Malikian)が自身の名を冠した新譜『Ara』をリリースした。今作もジャズ、フラメンコ、プログレッシヴ・ロック、ヒップホップなど充分すぎるほどの多様性を盛り込んだ、彼らしい破天荒な作品となっている。