現代のジプシースウィングの王道を行く!女性voも魅力的な Hot Club du Nax

Hot Club du Nax - Love Is Where You Hang Your Hat

確かなジャンゴ/グラッペリのDNA、ジプシージャズの新世代バンド

オーストリア・チロル州都インスブルックを拠点に活動するジプシージャズバンド、ホットクラブ・ドゥ・ナックス(Hot Club du Nax)のデビューアルバム『Love Is Where You Hang Your Hat』がリリースされた。この5人組はロンドン出身のシンガー、イゾベル・コープ(Isobel Cope)とプラハ出身のヴァイオリニスト、トマス・ノヴァク(Tomas Novak)を中心に、ジャンゴ・ラインハルトやステファン・グラッペリの音楽を現代に受け継いだ王道的なジプシースウィングを奏でる。英語やスキャットで歌うヴォーカルの声もとても魅力的だ。

バンド結成は2019年と歴史は浅いものの、すでに多くの動画をYouTubeにアップするなど現代的なプロモートで多くのファンを持つ。エレクトロスウィングの流行も彼らの演奏する古典的なジプシージャズに再び注目を向けさせるような効果もあるのかもしれない。
Hot Club du Nax にはエレクトロスウィングのような4つ打ちのキックはないし、それどころか打楽器系の音は一切ないが、それでも2人のギタリストが刻むジプシージャズ特有の軽快なリズムは踊るには不足はない。

王道ジプシースウィングを魅せる(1)「Joseph Joseph」
ジョージ・ガーシュウィン作曲/アイラ・ガーシュウィン作詞の名曲「I Got Rhythm」のライヴ演奏(アルバム未収録曲)。

バンドはインスブルックのバー「Nax」でのセンションをきっかけに誕生した。バンド名のHot Club du Naxは、ジプシージャズの巨人ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリが1934年〜1948年にかけて活動していたバンド、Hot Club de France(フランス・ホット・クラブ五重奏団) へのオマージュだろう(この伝説的なバンドにもドラマーはいなかった)。

Dホールのギターを弾くリードギターのArian Kindl とオーバルホールギターを弾くリズムギターのLukas Bamesreiter はともに地元インスブルック出身。
ベーシストのDario Michele Gurrado はイタリア・ボローニャの出身だというから、国際色も豊かなバンドだ。

コール・ポーター作曲「What Is This Thing Called Love」のカヴァー(アルバム未収録曲)。
ベニー・グッドマンの名曲「After You’ve Gone」のカヴァー(アルバム未収録曲)。

Hot Club du Nax :
Isobel Cope – vocals
Tomas Novak – violin
Arian Kindl – solo guitar
Lukas Bamesreiter – rhythm guitar
Dario Michele Gurrado – double bass 

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